[覚悟の磨き方] 吉田松陰

人狼ゲーム以外のことを書いてみようと、ふと思い僕のバイブルというか教科書である本の話。

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books) https://amzn.asia/d/0SEV54H

この記事を読んで興味が湧けば普段持ち歩くバックパックに備えておいてみてください。

概要

最初に触れたのは確か16才くらいの時かな。
ぼくはどちらかというと文系で、表現という部分での書物という括りは昔から好んでいた。
特に歴史の偉人達を綴ったものなんかは、大好物。
その中の1つがこの「覚悟の磨き方」である。
吉田松陰は、江戸時代後期の武士でありながら教育者という括りで認知されていると思うが、僕の中では「抗う者」であった。
鎖国時代に彼の様な思想はテロリストの様な者であったが己が想う「生き方」を追求した姿は僕の永遠のアイドル。
そんな吉田松陰の佇む後ろ姿がにじみでる様な本です。


総目次

数点抜粋して書いていくが、特に僕の根底にまで深く浸透している言葉や思想を紹介していきたい。

・行き詰まった時に、「面白い」と思えるかどうか

才能が有る無しに関わらず、苦境というのは必ず訪れるものであって、そこからどんなアクションを起こせるか。それこそが、本当の実力なのでは。 
当時、バスケットボールをしていてインターハイ常連校に在籍していた筆者は、試合時間残り1分5点ビハインドの状況などの状況は常に脳内をこの言葉がリピートしていた。結果がどうであれ、男に生まれた以上はその状況で瞳に輝きを失い、守りの姿勢に入るなら生きる価値はない。男なら言い訳考えるくらいなら前のめりに攻めろ。
これは、この本で学んだと言うよりは元々備わってるアイデンティティとしてすごく共感をしていた。

・自分はどうあるべきか

反求諸己。
「全ての問題の根本は自分の中にある」
と書いてあるが、まさにその通りである。
責任や判断は常に自己に付き纏う。
周りが下を向いて悩んでいるから、自分も問題から目を背けていいという理由にはならない。
周りの雑音から身を離し全てを手放すと自分の「内なる声」に気付ける。
筆者は、過去に数ヶ月ほど熊本に住んでいた時期があって周りに友や助けてくれる環境を作らず過ごしていた際に、「どうあるべきか」について日々考えていた。
その時の気づきは、いまにすごく活きている。


・足並みが揃うのを待たずに、自分から走り出せ

強いリーダーのいるところには弱い部下はいない。
ぼくが唯一尊敬している人が2人いて、そのうちの1人は昔お世話になっていた、数十億規模の売上がある中古車の社長です。彼の下には総じて、ものすごく人間的に強い人しかいませんでした。特別に能力がある人達ばかりではないのだけど、精神的な部分では皆素晴らしい人達だった。その会社には、たくさんの人が入ってくるのだが皆長く続かない。それはおそらくそういうものなんだなと若いながらに筆者は感じていました。
その社長は、常に自分が本気で走り出すことによって周りを引っ張っていました。転んでもタダでは転ばない。肩書きや実績で語ると、人間離れしている人ではあったが、その要因がすぐにわかるほど圧倒的なリーダーでした。そんな人にぼくは死ぬほど尊敬していてこんな男になりたいと常々思っていた。

行う行動一つがその人間を表し、吐く言葉一つがその人間を彩り、放つ雰囲気がその人間を語る。

エンドロール

筆者は仕事柄、日本中を駆け巡りいろんな場所や様々な人に関わるのだが、いつどこで誰と出会い何をしていても、自分という「個」を見失わず表現していきたい。過ちも多く、矮小な存在だが磨き続けたい。そんな時、吉田松陰の「覚悟の磨き方」は忘れそうになる大切な事を思い出させてくれる友である。ぜひ一度手に取ってみては如何でしょうか。

おしまい。





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