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子供二人との会話は、千手観音の大谷翔平になって、二人のピッチャーと本気のキャッチボールする気分


育児において、よく聞く辛い話のひとつ。
子供が一日中話しかけてくる。

我が家も休みともなれば、
二人の子供がずーっと話しかけてくる。

しかも二人同時に、
全然別の話題を振ってきたりするので、
大変だ。

その上、それぞれの話題もすぐに、
別の話題に飛んでいく。

言葉のキャッチボールをまともにしようと思ったら、
大谷翔平の背中から、何本も手が生えて、
千手観音にならないと無理なんじゃないか?
というほどの球数である。


また自分の性格上、
「出来るだけ子供の話を聞いてあげたい」
「適当な相槌で誤魔化したくない」
と思ってしまうので、

キャッチャーがピッチャーの投球練習に付き合う気持ちで会話をすれば良いのに、

ピッチャー二人が豪速球を投げ合うような気合で、
ママ一人で、二人を相手にする。

結果力尽きる。

選手交代!

パパ!

夫はかなり育児に熱心な方だが、
自分の世界に入ると他の音が聞こえてこないタイプなので、
結構な確率で子供の呼びかけに気づかない。

息子が、パパ!パパ!パパ!
と3回声をかけてもダメな時もあり、

そうすると、私が気合を入れて、
下の名前で呼んで、
「○○さん、息子くんが話しかけてるよ」
と促す始末である。

パパを呼んでも、ママが先に気づくくらいなので、
子供も最初からママに話すようになる。

これでは選手交代にならない。
そこでパパはどうするか?

プールタイム!
パパは気を効かせて会話するのは苦手だけれど、
体力遊びは大得意。

そこで、ベランダの小さなビニールプールに移動して、
飛んでくる会話の球を水で返す、
千本ノックに入るのだ。

育児はチームプレー。
だけどママとパパが完全に同じように出来なくて当たり前。

ママは会話のボールは投げられるけど、
体力の球は打ち返せない。
(もやし体力なのだ。)

一方パパは、子供二人の機嫌を見ながら、
絶妙に会話の球を投げ返すのは苦手だけど、

体力の塊をバンバン打ち返すことは大得意。
子供たちも息付く暇もないくらい、
キャッキャとはしゃいで遊んでいる。

こうやって我が家は、
ピッチャーとバッターに別れて、今日もマウンドを走り回っている。

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