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オープン就労を目指して。LITALICOの就活以外のメリットについて2

LITALICOワークスに通所して、
オープン就労を目指し、
早9ヵ月。

今回は前回に引き続き、
LITALICOの就活以外のメリットについて、
私が感じたことをまとめてみた。


さて、前回は自己理解という精神面のメリットを主にかいたので、
今回は体調の改善という、
体調面の話をしたい。


(前回の記事も参考にどうぞ↓)


通所するだけで体調改善のきっかけに

うつ病と診断されている人でも、
症状の出方は様々だと思う。
私の場合、自律神経の乱れが、
顕著に精神、身体の不調に現れるタイプだ。

このタイプは、
規則正しい生活、
軽い運動、
適切な睡眠が非常に大事になってくる。


この中でも、
軽い運動を継続するのはかなり難しい。

抑うつ状態だと、
やる気が出ないし、
外出する気が起きない。

通所するまでは、
時間を決めて運動していたが、
なかなか毎日はできない。

運動したとしても誰かが見ているわけではないので、
ダラダラやってしまって、
身体が温まる前に、
終えてしまうことも多かった。

これが通所となると、
とにかくLITALICOに到着するまでは歩かなければならないし、
訓練後疲れていても、
家に帰らなければ休めない。

強制的に全身運動ができるわけだ。

また、LITALICOでは、訓練の開始前に
軽い体操を行う。
10分程度で、体調の悪い人は不参加にしたり、
座ったまま行ってもいいのだが、
集団で行うため、
一人きりで体操をするより、
動きがピシッとして、
意識的に運動ができる。

通所時の徒歩と全体で行う体操に加え、
私の場合、昼休みの終わり10分間で、
自席でできる簡単なストレッチもしている。

通所者さんの中には、昼食を外で済ませつつ、
外出を軽い運動としている人もいる。

そんな活動を行うことで、
軽く体温が上がる運動が、
合計で1時間くらいできるので、
理想的な運動時間になる。

体調に合わせた通所時間をシフトで組める

そして、LITALICOの良い点は、
自分の体調に合わせて、通所日程を決められるところにもある。
各月の10日くらいに、翌月の通所日を自分で決めて、
提出するシステムなのだが、

私の場合、
徐々に通所日と通所時間を増やしていき、

①午前(10:00~12:00)×週2回
②午前のみ×週3回
③終日(10:00~15:00) ×1,午前×2の計週3回
④終日(10:00~15:00)×2、午前×2の計週4回

段階を踏んでいった。

もちろん、週1からスタートすることもできるし、
最大で週6日(終日開いているのは、3日のみ)通所することもできる。

そして常にスタッフさんが、
「何より自身の体調を一番に考えて、無理をしないように」
とアドバイスをしてくれる。

通所日を無理に増やすようにすすめることはないし、
体調が悪いときは、
シフト変更をして、休めるようにアドバイスしてくれることもある。


通所ができているものの、体調がすぐれないときは、

  • 何かきっかけが思い当たるか?

  • 季節性のものなのか?

  • 体調を崩した場合、どう過ごすと治ってくるのか?

  • 一人になりたいか?(人がいると気になる人は、パーティション付きの席に移動させてくれる)

といった声賭けをしてくれる。
体調が悪い状態を客観視するのを手伝ってくれて、
悪化を防ぎ、改善できるよう、助けてくれるのだ。

私は通所し始めた時、
LITALICOに向かう電車の中で気分が悪くなって、
電話で連絡して、通所をやめさせてもらったりしたことがあったが、
その時も、スタッフさんは、
常に無理をしないよう、先ずは休みましょうと言ってくれた。

そのおかげで、通所当時は週2回午前のみでも、
くたくたになって、午後は横になることも多かった私が、
今では週4日通所しても、
余力が残るようになってきた。


うつ病というと、
精神面のケアが重要だということは、
誰しも意識するが、

精神以外の体調を整える訓練をするのは、
意外と後回しにしがちだ。

私の場合は、
LITALICOに通うことで、
運動と体調管理ができたことは、
病状を大きく回復させるきっかけとなった。


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