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うつ病ライターの活動、治験について書く

少し前の記事で、うつ病患者としての自分の経歴を生かして、ライターの仕事を請け負うことになったことを書いた。

急ぎの仕事でないため、最初の記事は時間をかけて仕上げていたが、
年内に納品できそうだ。

記念すべき最初の記事は「治験」について。
まだ公開は先になりそうだが、
今回は執筆中に思ったことを少しまとめようと思う。

治験とは?

治験とは、人間を対象とした臨床試験の中でも、特に新薬を国に承認してもらうための最終試験として行うものだ。

治験には3つの段階があるが、健康な成人が対象となることもあれば、
薬のターゲットとなる症状を持った患者が対象となることもある。

今回執筆したのは、そんな治験の中でもとりわけ、
自分の病気の治療につながる薬を、
通院や検査をしながら服薬していく治験についてのあれこれだ。

治験というと、なんだか怪しげな高額バイトみたいな変な思い込みがあったのだが、
執筆のためにいろいろな情報を集めてみると、
実際は全然違うものだとわかり勉強になった。

新しく知ったことの中でもとりわけ、
治験を受けるうえで、金銭的な見返りのためというより、
治験そのものが治療のひとつとして選択できる可能性があることを知れたのは大きな収穫だ。

つまり、治験とは、
まだ承認されていない新薬を試すチャンスであり、
治験に伴う精密検査によって、
自分の症状をより深く知るきっかけともなるのだ。

それが、経済負担なく受けられるという新たなイメージが、
今回の執筆を通して得られた。

執筆を通した成長

今回の様に、自分の体験を書くのではなく、
情報を紹介する記事を執筆する場合、
必ずたくさんの新しい知識を身に着ける必要がある。

それは今までのライター仕事でも同様にあり、
その都度、新たな発見があった。

しかし、今回からそれが、自分のうつ病の改善に大きくかかわる分野になったのは、
本当にうれしいことだ。

うつ病歴20年で、
これからは治すのではなく、
うつ病と向き合って、ともに生きていこうと決めた。

治療期間が長く、
多くのうつ病関連の書籍も目にした自分は、
もうあまりうつ病に関して新しい知識は得られない。
いろんなことを知ったうえで、
うつ病を受け入れた。

そんな風に思っていた。
しかし執筆を通して新しい知識がどんどん入ってくる。

うつ病は患者が増え続けている病気であり、
取り巻く環境や、制度、薬の種類や治療方針など、
これからまだまだ変化する病気だと言える。

執筆活動を通して、
これからも精力的に新しい情報を知り、
自分とうつ病の無理のない向き合い方に向けて、
日々アップデートできるといいと思う。


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