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「オープン就労」を目指して#01 とにかく手帳を取得しなければ始まらない?!

最近になってようやく
「オープン就労」という言葉を知った。

自分の障害をオープンにして働くということだ。
1か月前にnoteとTwitterを始めるまでは、
家族以外は、うつ病のことを、片手で数えられるくらいの人数にしかカミングアウトしていなかった自分としては、
全く発想になかった働き方だ。

19歳で発病して以来、
塾講師や、大学のTA(ティーチングアシスタントと呼ばれる授業補助の仕事)など、
アルバイトや契約社員の仕事はしてきたが、
そこで、うつ病をカミングアウトしたことは一度もない。

今はフリーランスのライターだが、
依頼主にわざわざ病気の話をする機会もない。

引っ越しと出産以外の理由で仕事を辞めたこともないので、
おそらく職場からも、
自分の病気を知られる機会はなかった。

そもそも、「(精神疾患は)隠しておいたほうが良い」という
実母の呪いのような言葉が、
私を長く縛っていたのだと思う。


「オープン就労」という単語を知る


しかし、twitterやnoteを通じて、
顔も知らない闘病仲間ができると、
一気に精神障害をオープンにした生き方を知ることになる。

そのうちの一つが
「オープン就労」だ。

障害をオープンにして働く「オープン就労」には
大きく分けて二つの方法がある。

一つは、手帳を取得せず、
一般雇用枠で病名だけを開示する方法。
これは、病名を隠さずに働けるという以外は、
基本的にメリットが少ないし、
企業側としても、積極的に雇用しづらいと書かれていた。

もう一つは精神障害手帳を取得して、
障害者雇用枠で働くという方法だ。

2021年に障がい者法定雇用率が2.3%に引き上げられた。
障害者雇用枠で働ける人材への需要が高まっている。

自分だけでなく、企業にもメリットがあるなら、
「オープン就労」いいじゃない!と思い、
「オープン就労」を選択肢の一つとして、
働き口を探し始めたところ、
そもそも手帳を持っていないと、
求人情報へのアクセスすらできないことがわかってきた。


自分も障害者雇用枠で働ける?


障害者手帳を取得しないと、
基本的に「オープン就労」でのメリットは少ないことがわかり、
それ以上の情報を得ることすら難しいことが分かった。

実のところ、これまで不勉強だったので、
自分のレベルの症状で、
手帳がもらえることすら知らなかった。

なんとなく、手帳というのは、自立して生活するのが不可能なレベルでなくてはいけないような気がしていたのだ。

ところが実際調べてみるとそんなことはない。

1級:精神障害であって、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの

2級:精神障害であって、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

3級:精神障害であって、日常生活若しくは社会生活が制限を受けるか、又は日常生活若しくは社会生活に制限を加えることを必要とする程度のもの

「厚生労働省」 
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/certificate.html


今の私の症状でも、十分3級の要件は満たしているし、
過去にさかのぼれば、1級の要件を満たしている時期もあった。

働いている期間であっても、2級レベルのこともしばしばあった。

「自分より大変な人がいっぱいいるのだから、自分は自力で頑張らなきゃ」
みたいな発想が、私を長年苦しめていたのだ。

自分より苦しい、大変な人がいたって、自分が今現実に、
病気と闘っていることは、まぎれもない事実!

病気をを受け入れて、戦うための「武器」を持つことは、
何も後ろめたくない!ともっと早く気づけばよかった。

というわけで、これから「オープン就労」を目指す私の活動を、
少しずつここで紹介したいと思う。

まずは、次回の病院で、主治医に相談し、
手帳申請のための診断書をもらわなくては!


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