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ドイツ留学30週目

こんにちは、こんばんは、
先週の記事でも書いた通り、今週はドイツの大学の入学方法について書こうと思います。
ドイツの大学に入学するためには、高校卒業のタイミングで大学入学資格試験(ドイツ語でAbitur)をパスする必要があります。それをパスすると基本的にはドイツ全国のどこの大学にも入学することができますが、Abiturで取得した点数に準じて入れる大学や入れる学部が決まります。当然点数が高ければ高いほど選択肢が広がります。受験科目は必須科目と選択科目があり、自分が進学したい学部や大学の要件に合わせて選択していきます。試験は州が執り行い、日程や難易度は州によって異なります。ちなみにバイエルン州の試験は難易度が高いそうです。また、試験は2回までしか受験できないため、日本のように何浪もすることはできません。
最初に書いた通り資格試験の類いであるため、Abiturを取得すればどのタイミングで大学に進学しても構いません。例えば半年後からや1年後から大学に入ることもできます。そのため日本のように必ず4月に入学して、3月に卒業するわけではなく、春学期から始める人もいれば秋学期から始める人もいます。(一部日本のように年に1度しか入学ができない大学もあります。)そのため人に大学の在籍期間を尋ねるときは何年生かではなく、何学期目かと尋ねます。日本だと何年生か(自分は関西出身のため何回生か)と尋ねるのが一般的であるため、留学当初はその聞かれ方に戸惑い毎回数えなおしていました。
また、入るタイミングが異なるため、当然卒業のタイミングも人によってバラバラで、卒論を書き終えた学期に卒業します。日本は4年制を採用している学部がほとんどですが、ドイツは多くの学部で6学期制(3年制)を採用しています。しかし、卒業要件にインターンシップの参加が含まれているなど3年で終えるには無理があるため、多くの学生がプラス1〜2学期在学するそうです。
以上、ドイツの大学に入学についてのお話しでした。ちなみに日本など海外からドイツの大学に入学するためには、Abiturと同等の成績証明が必要となり、日本の場合共通テストの点数などがその証明となります。
2週連続でドイツの大学について書きましたがここでは紹介しきれない違いがたくさんあり、大学生活を送っているだけで新たな発見をすることがたくさんあります。
それではまた来週Tschüss!!

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