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ドイツ留学29週目

こんにちは、こんばんは、
日本はちょうどゴールデンウィークの週ですが、ドイツにゴールデンウィークのようなものはないですが、同時期の5/1が労働の日という祝日となっています。労働の日というだけあってドイツ各地で労働環境改善に向けたデモ行進が行われていました。余談ですが3月ごろまで毎月のようにストライキを行っていたDB(ドイツ鉄道)は労働条件の合意が得られたため、最近はストライキを起こしていません。電車が遅延するのは相変わらずですが…

大学はちょうど3週目が終わっ授業に来る人と来ない人に分かれ始めています。冬学期の間のどこかの週でも書きましたがドイツの大学では授業は受けても受けなくても最後のテストをパスすれば基本的に単位を取得できるようになっています。(授業中にプレゼンなどがある講義は別ですが)つまりいくら毎回授業を受けて宿題をやってきても最後のテストが悪ければ単位が取れなくなり、逆に全く授業を受けてなくても最後のテストさえパスすれば単位を取れます。分かりやすいシステムですがその分テストの難易度は日本より高いと感じます。(比較しようがないですが)また、同じ講義で3回落単すると強制退学になるので、そういった面では日本よりシビアだと思います。日本だと出席点を設けるなど学生が毎回の授業を受けるように管理しようとしますが、ドイツはそこら辺は自己責任で個人で判断すればいいことになっています。
本来大学は学生が主体的に学ぶところであり、そのために専門分野に細分化され、各分野のトップレベルの研究が行われる環境が整っているのだと思います。その点、ドイツは学生個人に裁量を持たせる部分が大きく主体的に動かざるをえませんし、授業では学生同士で議論する時間がよくあります。また、少人数で受講する講義が大半を占め、日本のように何百人も入る講義室で行う講義は少ないです。大学という場所のあるべき形を考えると日本よりドイツの方がその環境が整っているのではないかと思います。
今週は特に話すことがなかったので大学のシステムについて書きました。次回はこの流れでドイツの大学に入学するときのシステムについて書こうと思います。日本とはまた違った方式が採用されているので気になる方は来週も読んでいただけると幸いです。
それではまた来週Tschüss!!

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