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初心者向け 二条城 

こんにちは。クラーク京都巡りです。今回私たちは二条城の取材に行きました。二条城では、所要時間に応じて三つのモデルコースが存在します。その中から1時間で回ることができる「早回りコース」で見ることができる6つのお勧めスポットについてご紹介します。

二条城について

二条城は1603年(慶長8年)に江戸幕府初代将軍である徳川家康が、天皇の住む京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所とするため築城したものです。
また、1867年(慶応3年)には15代将軍慶喜が二の丸御殿の大広間で「大政奉還」の意思を表明した場所でもあります。

①東大手門(重要文化財)

東大手門は二条城の正門にあたり、現在の門は1662年(寛文2年)頃の建築であり、建築当時から櫓門(2階建て)だと伝わっています。
出入り口のため人通りが多く、にぎやかな印象でした。

②東南隅櫓(重要文化財)

二条城の四隅は、見張り台としての隅櫓が建てられ、普段は武器庫として使われていました。
堀の外からも見ることができ、バスを降りた時や地下鉄の出口を上がった時に一番最初に見えるため、二条城の目印のような存在だなと感じました。

③唐門(重要文化財)

二の丸御殿の正面に立つ唐門は、切妻造の四脚門で唐破風が特徴です。門には長寿を意味する「松竹梅に鶴」や、聖域を守護する「唐獅子」など、豪華絢爛な極彩色の彫刻が施されています。
煌びやかな唐門を前に多くの人が写真撮影をしており、中には観光客同士で写真撮影の依頼をしている様子も見られました。これらのことから唐門は二条城一の映えスポットとも言えるでしょう。

④二の丸御殿(国宝)

二の丸御殿は、江戸初期に完成した住宅様式である書院造の代表例として重要な建造物。江戸城、大坂城、名古屋城の御殿が失われた現代において、国内の城郭に残る唯一の御殿群として1952年(昭和27年)に国宝に指定されました。
内部には、日本絵画史上最大の画派である狩野派によって描かれた障壁画と多彩な欄間彫刻や飾金具で装飾されており、美しい空間となっています。

⑤二の丸庭園

書院造庭園である二の丸庭園は神仙蓬莱の世界を表した庭園と言われています。池の中に御亭を建て、池の中央3つの島、4つの橋を併せ持ち、二の丸御殿の大広間、黒書院、行幸御殿の主に三方向から鑑賞できるように設計されました。
また、二の丸庭園は1939年(昭和14年)名勝に指定、1953年(昭和28年)には国の特別名勝にも指定されています。
心の安らぎを感じながら、ゆっくり歩きたくなるような、緑が広がる落ち着いた空間でした。

⑥清流園

京都の豪商・角倉家の屋敷跡から建築部材、庭石、樹木を譲り受け、1965年(昭和40年)に作庭されました。
清流園は目線を下げることなく間近で見ることができ、穏やかな時間を過ごせました。

まとめ

城内を見て回ることで、積み重ねられた時を肌で感じ、歴史の重みを学ぶことができました。二条城の他の金閣寺や五重塔など歴史的建造物について学びたいという意欲が湧きました。皆さんも二条城に行ってみてはいかがですか。


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