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誰がわたしの心の傷に寄り添うのか…。vol.10

4.そして…長女にバレる~。


バレる時…それは突然やってくる


サプライズ湯葉パーティーから帰宅後、すぐに寝ようと思っていたところ、連絡がつかなかった法律事務所その②から、スマホにやっと入電があった。
そのスマホに気づいたのが、大学から帰ったばかりの長女である。
「ママ~。電話鳴ってるよ~。えぇっー?法律事務所!どした???」

その法律事務所とはすれ違いで、私が出られない時に入電があったり、私がかけると先生の手が離せない…ということが何度か続いたので、スマホにしっかり電話番号を登録していた。とっさの出来事であったが、長女の目にふれてしまったのだった。

これも神の采配か…。
電話のあと、長女は気になるから話をきかせてくれ、と言ってきた。
あと3か月で二十歳になる長女に、もはや誤魔化しはきかないだろう。
そう判断しわたしは長女に、日曜日なぜ夫が急に帰ってきたかを説明した。その日、朝早くからの検定と買い物へ出かけていた長女は、夫と顔をあわせておらず、「何しに帰ってきたんだ?」と、そういえばぼやいておったな。

感情的にならず、淡々と事情を話したが、だいたいをきいた長女は
「サイテー。」を連発していた。
そもそもこの夫と21年間結婚生活をおくってきたわたしを気遣い、慰め、褒めてくれた。そうです。褒められると伸びるタイプなんです、わたし。

ここにもう一人、わたしの心の傷に寄り添ってくれるものが現れた。
ありがとう。
神はわたしを見捨てなかった。

神に感謝をしまくっているが、わたしは特に宗教にこだわっておらず、実家や義理の家の法事などでお経や説法をおとなしくきいている程度の人間だが、神羅万象すべては宇宙の法則で成り立っている…と思っていて、それも長女に話したが、それのがヤバい人っぽいから黙ってな、と助言いただいた。成長したものである…。頼もしい長女だ。
要は、お天道様はみているのだよ、という感覚と、
全てはなるようにしかならない…と常日頃から感じているのである。
だからこのような事態になっても、どこか達観しているところがあるんだなぁと、我ながら自覚はしていた。

さて、電話の主である法律事務所その②のたぶん所長であろう男性の弁護士からは、わたしがメールで相談した内容を、その場でフムフムと読んで確認してから、相手に慰謝料請求したいのであれば、
名前・電話番号・住所・なんなら職場・そして夫との宿泊回数をきいてからもう一度連絡するようにと言って、電話は終わった。
早い!そして敏腕!いや実力はまだわからないから敏腕風?
Time is Money…まったくの無駄がなかった。
着手金や成功報酬もそれなりだったが、いい仕事をしてくれるであろうことがよくわかるような電話対応であった。

そうか、ということは相手側(夫の元同僚女)の連絡先を確認しないといけないのか。気が重い。
とにかく今日はもう寝よう。そして、その先は明日考えよう。




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