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ブリッジのゲームアプリで世界中のプレイヤーと実力を競い合おう!という話

コントラクトブリッジは4人で遊ぶカードゲームですが、オンラインブリッジサービスやブリッジのゲームアプリが多数リリースされており、スマホやパソコンがあれば一人でも十分にゲームを楽しむことができます。

(参考:過去に書いたオンラインブリッジサービスの記事のマガジン↓)

コンピューター相手にゲームをするならプレイヤー集めの手間もないし、下手なビッドやプレイをしても誰にも迷惑をかけずに済むし、いつでもどこでも気軽にブリッジをすることができます。

とはいえ、自分一人で黙々とゲームを繰り返すだけでは物足りない…そんな方もいらっしゃると思います。そんな方には、ブリッジアプリの中で開催されている「トーナメント」に参加することをオススメしたいです。ゲームによって名称は異なりますが、これに参加するとブリッジの成績を世界中のプレイヤーと競い合うことができます。
今回はゲームアプリのトーナメントに参加してみよう!ということで、そのメリットの説明と様々あるブリッジアプリの中から初心者でも利用しやすいものとしてオススメできる「Funbridge」と「Tricky Bridge」のトーナメントのご紹介をしたいと思います。

アプリゲームのトーナメントに参加するメリット

・参加の手続き不要、負けてもノーストレス
ブリッジの初心者がいきなりリアルの競技会に参加することはとてもハードルが高いと思います。一方で、アプリのトーナメントは一人でも自由に参加できますし、アプリのアカウントとディール(プレイするためのクレジット)さえあれば特別な手続きは必要ありません。また、パートナーや対戦相手がいるわけではないので、負けが続いて成績が良くなくても誰の目も気にすることもありません。初心者の方でも気軽に参加して欲しいと思います。

・自分の実力を客観的に見ることができる
ブリッジは同じハンド(手札の配り方)であっても、切り札の選び方やカードの出し方によって結果が大きく変わってきます。なので、トーナメントに参加する様々な人が同じハンドをプレイしてその結果を比べることで、一番合理的なプレイの仕方を検討することができます。なので、一人で黙々と遊ぶよりも、色々な人と比較しあいながら遊んだ方が学びが多いと思います。

・ブリッジの実力を高めるモチベーションとなる
一人でアプリのゲームをプレイして結果を気にせず遊ぶのも良いですが、やはり順位や勝ち負けがあると「トーナメントで勝つためによりよいゲームをしよう」という気持ちにさせられます。

・ソーシャルゲームらしく、他のプレイヤーと一緒に楽しんでいる気持ちになれる
ブリッジはマイナーなゲームということもあり、周囲にブリッジを遊んでいる人がいないと寂しいものです。ですが、オンライントーナメントに参加することで他のプレイヤーの存在を感じることができると思います。

続いては、オススメアプリのオンライントーナメントについて、簡単に説明していきます。

Funbridgeのトーナメント

こちらのFunbridgeは、ブリッジ界では有名なゲームアプリの一つとして知られており、2003年に(当初はパソコン用ゲームとして)リリースされて以来、世界中のプレイヤーに利用されています。元々一人用のゲームアプリとしてリリースされていましたが、2021年のアップデートでオンラインブリッジサービスの機能も追加されました。(※過去記事参照

このアプリでは、メイン画面の「Play a tournament」から、トーナメント戦に参加することができます。

Funbridge プレイ画面より

一人で参加できる「Series Tournaments」は、実力別のトーナメントです。最初は一番下のランク(「New」)からスタートし、好成績をあげると上のランクに上がれます。「New」ランクの上は「11」、「10」と数字が少なくなり、「1」ランクの上にある「☆」ランクが最高位となります。成績は半月ごとのピリオド(1日〜15日のピリオドと16日〜月末までのピリオド)で集計され、成績が良ければランクアップ、悪ければランクダウンします。プレイするにはディールの購入が必要です。

この他、1日ごとに開催される個人戦のトーナメント「Tournaments of the day」やチームで競い合うトーナメントもあります。また、「Federation Tournaments」は世界各国のブリッジ団体がオンライン上で開催するトーナメントです(Funbridgeが主催するトーナメントもあります)。これに参加するにはディールではなく「ダイヤモンド」という課金アイテム(=参加費)が必要です。


Tricky Bridgeのトーナメント

こちらは2020年にリリースされたばかりの、ブリッジアプリ(コンピュータブリッジ)としては歴史の浅いゲームではありますが、ポップなイラストやデザインを用いたインターフェースで若い人にも親しみやすいアプリとなっています。
(過去に記事を書いた時はiOS用のアプリしかありませんでしたが、2022年現在ではAndroid版もリリースされているようです。)

Tricky Bridgeでは「TOURNAMENTS」というモードが用意されています。

Tricky Bridge プレイ画面より

このモードには3つのトーナメントがあり、メインのトーナメントである「DAILY TOURNAMENTS」は一回参加につき8回戦、短い時間でも遊べる「QUICK TOURNAMENTS」は4回戦、勝ち抜き戦形式の「KNOCKOUTS」は一人対戦ごとに5回戦となっています。

それぞれのゲームごとにランキングを見ることもできますが、Tricky Bridgeのトーナメントでは、トーナメントモードの総合成績でランキングされます。毎日行われる「DAILY TOURNAMENTS」は1日に一回しか参加できませんが、その成績に加え、平均以上のスコアでクリアするともらえる「スター」を集めることで成績のランクが上がります。スターは「QUICK TOURNAMENTS」や「KNOCKOUTS」でも稼ぐことができます。そして、定められたシーズン(期間)の間の成績でランキングが決定します。


こうしたアプリのオンライントーナメントにこまめに参加しているとブリッジのプレイ回数が自然と増えるので、いつの間にかブリッジの実力も上がっていることと思います。ランキングが上がっていくのも楽しいし、トーナメントに参加する世界中のブリッジ仲間の存在を感じることができるのもゲームアプリならではです。「アプリを使っているけど一人用モードでしか遊んだことがないよー」という方は、是非、トーナメントモードでも遊んでみてくださいーではー。

サポートはコントラクトブリッジに関する記事執筆のための調査費用、コーヒー代として活用させていただきますー。