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コントラクトブリッジが出てくる小説・文学作品年表を作ろう!

当方のnoteではコントラクトブリッジやホイスト(コントラクトブリッジの祖先のゲーム)が登場する小説・文学作品を探してご紹介してきましたが、先頃「コントラクトブリッジの歴史をまとめてみた」という連載記事を執筆し、「ブリッジが登場する文学作品の出版もブリッジの流行と連動しているのでは」と思ったので、ブリッジの歴史と対比できるよう年表にまとめることにしました。
ここでいう「ブリッジが出てくる」は、ほんの1フレーズ「ブリッジ」が登場するだけの作品も含みます。また、下記の発表年も単行本の出版年や雑誌掲載等の初出年など今のところまちまちですので、情報の正確さは保証しません。現段階ではこれまでに調べたことを整理しただけの状態なので、さらに調査を進めこの記事を随時更新していく予定です。

19世紀

1813年 ジェイン・オースティン『高慢と偏見

1814年 ジェイン・オースティン『マンスフィールドパーク

1841年 エドガー・アラン・ポー『モルグ街の殺人

1844〜1846年(連載年) アレクサンドル・デュマ『モンテ・クリスト伯(巌窟王)

1850年 バルベー・ドールヴィイ『ホイスト・ゲームのカードの裏側

1873年 ジュール・ヴェルヌ『八十日間世界一周

20世紀

1919年 サマセット・モーム『月と6ペンス

1923年 アガサ・クリスティ「The King of Clubs(クラブのキング)」(『The Under Dog and Other Stories』1951に収録)

1924年 アガサ・クリスティ「Finessing the King(キングを出し抜く)」(『Partners in Crime(おしどり探偵、二人で探偵を)』1929に収録)

1926年 アガサ・クリスティ『The Murder of Roger Ackroyd(アクロイド殺し)』

1929年 エラリー・クイーン『ローマ帽子の謎

1930年 エラリー・クイーン『フランス白粉の謎
      アガサ・クリスティ「A Christmas Tragedy(クリスマスの悲劇)」(『The Thirteen Problems(米:The Tuesday Club Mystery, 火曜クラブ、ミス・マープルと13の謎)』1932に収録)

1932年 エラリー・クイーン(バーナビー・ロス名義)『Xの悲劇

1933年(雑誌掲載) サマセット・モーム「アンティーブの三人の太った女
以下のリンク先によれば、初出は「Hearst's International Combined with Cosmopolitan」という雑誌の1933年10月号とのこと。

1933年 エラリー・クイーン『シャム双生児の謎
      アガサ・クリスティ『Lord Edgware Dies(エッジウェア卿の死、など)』1933

1934年 エラリー・クイーン『チャイナ橙の謎

1935年 エラリー・クイーン『スペイン岬の謎

1936年 アガサ・クリスティー『The ABC Murders(ABC殺人事件)』
                                                         『Cards on the Table(ひらいたトランプ)』
      エラリー・クイーン『中途の家(途中の家)』(※エドマンド・ホイルに関する言及)

1938〜67年(連載年)セシル・スコット・フォレスター「ホーンブロワー」シリーズ

1941年 アガサ・クリスティ『N or M?(NかMか)』

1942年 アガサ・クリスティ『The Body in the Library(書斎の死体)』

1943年 アガサ・クリスティ『The Moving Finger(動く指)』

1952年(雑誌掲載)ロアルド・ダール「My Lady Love, My Dove(わが愛しき妻、可愛い人よ)」
英語版ウィキペディアによると1952年の「The New Yorker」誌が初出とのこと。単行本では1953年刊行『Someone Like You』に収録。

1955年 イアン・フレミング『007 ムーンレイカー

1958年  エラリー・クイーン『最後の一撃

調査継続中…

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