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洋書だけど紹介したい 初心者にピッタリなコントラクトブリッジ入門書『How to Play and Win at Bridge』

お正月休みに某大手書店の洋書コーナーをブラブラしていると、Hobby(趣味)の棚にチェスやポーカーの本に混じってブリッジの本があるのを発見しました。ブリッジ本の著者として知られるAudrey GrantさんやAndrew Robsonさんの初学書もありましたが、一目見て「これはいいものだ!」と思った本があったのでご紹介したいと思います。

今回ご紹介するのはDavid Birdさんの『How to Play and Win at Bridge』という本です。

David Birdさんはブリッジ本の著者として数多くの著作があることで知られています。新聞やブリッジ雑誌への寄稿も多数あり、自身の著作のみならず有名ブリッジプレイヤーなどとの共著も出されています。

以下、書籍のご紹介をしていきます。この本は初学書といっても、サイズもページ数もボリュームたっぷりです。(21.21 x 2.67 x 27.58 cm、256ページ。Amazon商品ページより。)

表紙
裏面

内容はタイトルにあるとおり、基本的な遊び方(How to play)とゲームに勝つ(to win)ためのテクニックを解説するものとなっています。初心者向けのBasic(基礎)のビディング、カードプレイ、ディフェンスから始まり、中級者向け(Intermediate)のビディング、カードプレイ、ディフェンス、上級者向け(Advanced)のビディング、カードプレイ、ディフェンスがそれぞれ説明されています。

ページサイズが大きいので図版もふんだんに使用されており、ゲームの流れを理解しやすいレイアウトになっています。さらにフルカラーなのも良いですね。

さらに「いいね!」と思ったポイントとしては、遊び方に加えてブリッジの歴史や雑学を紹介するページやコラムがあることです。当方のnoteでもご紹介している有名ブリッジプレイヤーやブリッジ界の出来事などについてのページもあります。

本の最後には最近の有名ブリッジプレイヤーを紹介する章もあります。(1970年代以降のブリッジ界の動向や有名プレイヤーについては当方のnoteで調べられていないので、情報収集したいところです…)

ちなみに、雑学コラムの中に「ブリッジ本の著者としてたくさん本を出した人ランキング」があるのですが、この本の著者であるDavid Birdさんがさらっと2位に入っています。(カルバートソンやゴーレンより多い!)

このように、『How to Play and Win at Bridge』にはブリッジの遊び方も雑学も網羅されているので、ブリッジに関心を持った方が最初に手に取る1冊としてオススメできる本です。また、中・上級者の方達にとっても役立つ情報や興味深い内容が含まれていると思います。この本があれば当方のnoteを読む必要はもうありません(苦笑)と言いたくなる、当方にとって理想のブリッジ本でした。
英語の本ですが、興味を持たれた方は是非読んでみてくださいーではー。

<おまけ>
本屋さんでこの本と一緒に置いてあったAudrey GrantさんやAndrew Robsonさんの本はこの辺の本だった気がします…(うろ覚えでスミマセン)


サポートはコントラクトブリッジに関する記事執筆のための調査費用、コーヒー代として活用させていただきますー。