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コントラクトブリッジを取り上げたドキュメンタリー作品3選+1

コントラクトブリッジは趣味や娯楽としてはもちろん、競技やマインドスポーツとして世界的にプレイされているカードゲームです。最も盛んに行われていた頃よりはブリッジの人気も下火になりつつありますが、そんな中でもここ数年の間に現代のブリッジ事情を取り上げたドキュメンタリーがいくつか制作されています。そこで今回は、そうした作品を3点ご紹介します。日本での視聴方法がないものも取り上げますが、参考にしていただけたら幸いですー。

The Kids Table(2019)

まずご紹介するのは、「ミレニアル世代の若者から見たブリッジ」のドキュメンタリーです。かつてアメリカでは「野球の次に最も人気のあった娯楽」と言われるほど流行していたブリッジもいまやプレイヤーの平均年齢が73歳となりブリッジ離れが進む中で、その現状を取材しようとミレニアル世代のブリッジを知らない若者たちがブリッジの特訓をして、競技会に挑戦する様子に密着した作品です。
(公式サイトはこちら↓)

(予告編動画はこちら↓)

予告編動画とは別に、出演者たちがブリッジの面白さを語る宣伝動画もあります。

この作品の撮影にあたっては北米地域のブリッジ団体「ACBL(アメリカン・コントラクトブリッジ・リーグ)」が協力しており、ACBLの関連団体である「The ACBL Educational Foundation」も資金を提供したそうです。

(この作品は海外の動画配信サイトで公開中ですが、日本はサービス対象外のため、見ることができません。その他の視聴法は調査中。)

<参考リンク>
Bridge Winnersの記事 "The Kids Table" - A Bridge Documentary // Filmmaker Statement
the ACBL Educational Foundationの記事 The Kids Table: Movie Gets Cheery Reception

ACES & KNAVES(2019)

こちらの作品は、ブリッジプレイヤーへのインタビューを中心に、マインドスポーツとしてのブリッジの魅力と、時に起こる試合中の「不正行為」の問題を取り上げ、「ブリッジ」という複雑で知的なゲームの世界を紹介する内容となっています。
(公式サイトはこちら↓)

(予告編動画はこちら↓)


こちらの作品なのですが、なんと、2022年になってYouTubeで全編公開されていました!無料で見られます。(再生時間:49分46秒)

(サムネイルや動画タイトルでは、ビル・ゲイツが出演していることがアピールされていますね。)

DIRTY TRICKS(2021)

こちらは2022年現在、最新のブリッジドキュメンタリーかと思われます。タイトルに「Dirty」とありますが、こちらはブリッジの試合における「不正行為」スキャンダルがあったブリッジプレイヤーを取材したドキュメンタリーです。
(公式サイトはこちら↓)

(予告編動画はこちら↓)

ブリッジの優れた才能を持ったプレイヤーであっても、どうして「不正行為」に手を染めてしまうのか?当事者のプレイヤーのみならず、様々な分野の専門家にも取材をして、この問題を多面的に考える内容となっているそうです。
(この作品は海外の動画配信サイトで公開中ですが、日本はサービス対象外のため、見ることができません。その他の視聴法は調査中。)

<参考リンク>
Great Bridge Linksの記事 Dirty Tricks (Streaming Dirt Cheap)
Bridge Winnersの記事 Dirty Tricks review


というわけで、ブリッジのドキュメンタリーを3本ご紹介しました。「ACES & KNAVES」についてはYouTube上で無料で見られますので、是非ご覧いただきたいと思います。また、他の2本は当方もまだ見られていないので、日本での上映・配信の機会を期待したいです。出来れば日本語字幕がつくと日本人にも見てもらいやすくなるんじゃないかなーとは思うんですけどねーではー。

<追記2022.9.4>

Double Dummy(2018)

こちらは10代のブリッジプレイヤーたちの活動に注目したドキュメンタリーです。2012年の世界ユースチーム選手権での若い選手たちの活躍を取材しているそうです。
(公式サイトはこちら↓)

(予告編動画①②↓)

ブリッジ愛好家として知られる投資家のウォーレン・バフェットも登場しているようで。(当方が書いたバフェットの記事はこちら)

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