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雑感 トラス・アーチ橋の支点 ピン結合とピンの位置

 古いトラス橋・アーチ橋についてブログを書くたびに、その支承部分のみをピックアップして、このページの内容は増えていきます。トラス橋・アーチ橋の支点の格点となる部分と支承の位置関係について、ただただ写真を載せて、キャプション以外はほとんど書かないという変なページです。
 並べてみると、時代が進とともに部材の結合点はピンではなくなり、そしてヒンジ部(回転部)は支承になりますね。

出島橋 (1890 ※移設前) ヒンジ部:結合点

出島橋

鬼淵橋 (1914) ヒンジ部:結合点

鬼淵橋

東雲橋(1931)ヒンジ部:結合点

東雲橋(ボウストリングトラス) 端支点

 東雲橋のブログは2024年8月に書く予定です。

亀甲橋 (1933) ヒンジ部:結合点

亀甲橋 中間橋脚(固定支承と可動支承)

渡良瀬橋 (1934) ヒンジ部:下弦材直下(上沓なしの支承)

渡良瀬橋

万栄橋 (1935) ヒンジ部:下弦材直下(上沓なしの支承)

万栄橋 可動支承(手前)と固定支承(奥) ※前後に段差防止構造あり

寝覚発電所サイフォン橋 (1938) ヒンジ部:下弦材直下(上沓なしの支承)

寝覚発電所サイフォン橋(画質が粗目です)
上沓があるように見えなくもない。。。

富士橋 (1950) ヒンジ部:下弦材の下の支承へ

富士橋
可動側のローラー支承との部品共通化のため、下沓が上沓に比べて大きい

上越橋(1958) 上路アーチのピン支承

上路アーチのピン支承