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3年余のワーケーションでわかったこと

アイキャッチは2022年2月の新温泉町ワーケーションフォーラムで作成した資料の一部です。フォーラムから1年経った今でも考え方は変わっていないように思います。


ワーケーションの定義 私の場合

Work+Vacationがワーケーションと言われていますが、2023年現在の私のワーケーションの定義は「仕事と仕事以外の活動を同時に自宅や職場以外で行うこと」としています。

ワーケーションの方法 私の場合

自宅や職場以外でホームのように過ごす

ワーケーションというものが実際どのようなものかわからなかった当時は、ご多分にもれず、海山温泉などでPC叩く、というイメージでしかなかったのですが、現在は普段の仕事を犠牲にせず、さまざまな地やまちを知り、人と出会い、その地で暮らすように過ごす、という方法がしっくりくるなと思います。
余談ですが、フランスにホームステイも含め4回訪れていますが、未だにヴェルサイユ宮殿に行ったことがないのがどこか心残りというか、自分自身になんで?と思いますので、土地の有名な観光地はできる限り訪れたいと思っています。実は出身地の有名な観光地を訪れたことがない、ということよくありませんか?

隠れワーケーター

ワーケーションのトークイベントで、最近耳にして気に入っている言葉です。会社員にとってはまだまだ職場の理解が得られにくく、業務として認められないので、自主的にワーケーションしている人を指しているのかなと思っています。
以前はモニターツアーで費用補助などいただいて行っていたワーケーションですが、最近の私は私費、ほぼ有休にてワーケーションを実施しています。

これまで訪れた主なワーケーション地

岩手県雫石町 会社の研修
静岡県熱海市 
新潟県妙高市 ほぼ仕事
鳥取県鳥取市 ほぼ仕事
兵庫県新温泉町 何度も招いてくださった、ワーケーションを考える上で私の基礎になった地です
静岡県伊東市 
神奈川県横浜市
静岡県沼津市 
静岡県焼津市
遠くに行くのがワーケーションではない、と今では感じていますが、偏ってますね笑。

目的地の決め方 私の場合

魅力的なアクティビティや施設、美食、風光明媚な土地ということは念頭になく、問題意識や興味関心を寄せている課題がある地に、人とのご縁でお伺いできるという感じです。目的地から入ったことはなく、たまたまそうなりました。

ワーケーションで外せないこと 私の場合

会いたい人がいること。ワーケーション地の人でも、同じように他の地域から来るワーケーターでも、共通の話題や課題に関心がある人がいるからワーケーションしよう、という気持ちになります。また、オンラインイベントなどでしかお見かけできない方にお会いできるということも大きな動機になります。
温泉に入りながら集中して仕事ーーーーーといったような動機ではわざわざワーケーションするほどでもないなと現在は思っています。

普段自分が過ごしている地のように仕事をして、ごはんをつくったり洗濯したり身の回りのあれこれしたり、機会があれば現地や訪れている人と会食して、他愛のない話や時には真剣な話をして、あたかもそこにもう一つのホームがあるように感じさせてくれるゆるくワーケーター同士を繋いでくれるような仕組みや人がいるところだったら新たな地にもぜひ訪れたいと感じます。

一方で旅先としての土地の魅力があるところには、わざわざPCなどの重い仕事用の荷物は持たずに、難しいことは考えずに、軽やかに思うまま旅行したいとも思います。
行きたいところリストは常にパンパンです。日本に生まれてよかった!

ワーケーションの目的 私の場合

以上を総括すると、ワーケーションをする目的は、ご縁のあった土地の地域課題や自分の興味関心について掘り下げるため、さまざまな会合の出席などに必要であれば平日でも赴き、会社員としての仕事を滞らせることなく、仕事以外の活動もする、ということになります。
ワーケーションの裏目的には、同じ目的や問題意識を持った知人、共通認識があるかいちいち確認はしませんが仲間と感じられる人たちと同じ時間をともにするという満足感があります。

2023年3月現在の私の興味関心は

・町の本屋さんの未来、紙の書籍の未来。本と本によるコミュニケーション
・地域と都市部が交流することで生活者の質を上げられそうな食、文化など
・関わった地域がその後どうなったか気にかかる。もし自分にできることがあったら継続的に関わりたい
・魅力的な人たちが集まる場に訪れたい。特にコワーキングスペースと私設図書館

といったところです。
今後新温泉町のワーケーションについて詳述しようと思っていますが、私のワーケーションの目的は「人」に集約されていくような気がしています。

鳥取県八頭町隼Lab. 2021.12 ワーケーションの一つの答えが見えた一瞬

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