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今と違う仕事をする?セカンドキャリア講座を受けてみた話

生活は楽しい、仕事はとても忙しいけれども決定的な不満はない、だけどここではないどこかに行って新しい景色が見たい
それは物理的な場所だけでなく、今と違う仕事をしていたら?昔から好きだったことができていたら?時々思い浮かべてしまう。

東京に住み続けるのか?という漠然とした自問自答が常にあり、やってみたかった一箱本屋に偶然の連続で参加し、その主宰が地元近くの沼津でセカンドキャリア講座を始めると。はたしてこの巡り合わせはすでに仕組まれていたのか、と訝しむほどうまく調整ができ、受講することに。
全5回、土曜の午前に東京から沼津へ、セカンドキャリアというよりはアナザーキャリアを考えるプチ旅が始まりました。

1 2023.10.7 地域における起業とは
中島智人氏【産業能率大学経済学部 教授】
2 2023.10.28 スキルの棚卸しワークショップ
市川望美氏【Polaris 取締役】
3 2023.11.18 先輩起業家トーク
竹中翔子氏【シネコヤ・藤沢】
4 2023.12.2 地域起業プランから読み取る地域課題
治田友香氏【関内イノベーションイニシアチブ(株)】
5 2023.12.16 成果発表会・講評

セカンドキャリアアクション講座2023 カリキュラム日程

第1回は、中島さんの地域との関わり方の経験や、関わることになったら「経済的自立」「地域・社会課題解決」「自分のスキル・知識の活用」のうち何を重視するか考えるワークなどを実施。
参加者と比べて、自分が「スキル・知識の活用」意欲が相対的に低く、新たにそれらを獲得したいのだろうと解釈しました。
また、起業や地域と関わる事業を起こした後、回す段階では社会的に意義があるからと私財を投入しすぎることは避ける、公的補助がおりやすい分野を調べてみる、という現実的なアドバイスも有益だと感じました。

第2回、市川さんのお話の後のスキルの棚卸しワークショップでは「ライフチャート」と「ジョハリの窓」を作成し、参加者と共有。
私のライフチャートを見たHさんから「なんか転機に必ず人に左右されてるねぇ。自分なんかはほら、絶対にそういうことはなかったけどね」とご自身のライフチャートと比較、指摘され、ハッとする。これがジョハリの窓の右上、「自分が知らずに他人が知っている」ことーーー対面で伝えてもらう機会はなかなかありません。
ジョハリの窓の4象限を新たなスキルの手がかりに応用する市川さんの理論は新鮮で、成功の定義も失敗の定義も自分で決めよう、というメッセージがとてもポジティブでした。

第3回は訪問記を含めnoteに投稿済み。

起業の際の資金調達などについて参加者から活発に質問が飛びました。

第4回は実際に地域、社会課題をビジネスプランに結びつけた横浜の事例紹介から、アクションシートを記入するワーク。最終回の発表の準備をします。発表までに壁打ちもしてもらえます。
地域 NPOの活動は、ニッチな分野でなぜこれがないのか?という疑問から始めた例、データや実例がないから自ら動く、など、普段は全国津々浦々に販売をしている自分の本業とは出発点が違い、新しい視座を与えてくれたように思います。
地域の活動の特性を治田さんの長い経験から多彩に語られました。

この日の沼津から首都圏への帰り道、定年後でも定年前でも自分が何かアクションを起こすためには、資産運用はやはり必要という身も蓋も無いことを改めて感じたのでした

最低限衣食住ととのえねばなりません

最終回、主催の沼津信用金庫の理事長にもご出席いただき、全員の発表が行われました。私は今のところ沼津でがっつり活動できる環境ではないので、他地域の自分の活動とからめ「関係人口」について発表しました。
5回の講座を通して、参加者のバックグラウンド、事業構想やどのような思いを持っているかについてうっすらとわかっている中、発表を聞き相互フィードバックすることで、より解像度高く理解できた気がします。
年齢や職業などバラバラな参加者、いや「仲間」を短期間で理解し、深い会話もできるようになるということが自分にとっては一番嬉しいことでした。

講座後も、アクションは続きます。
インプットだけで終わらない、とnoteを公開し始めた時から決めたので、継続して行動中です。
その話は、またいつの日か。
講座後にも仲間と再会できる仕組みがあり、行動し続けようという気持ちになります。

2024年も開講されます。
見出し写真の7月キックオフイベントも盛況でした。


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