接客業は将来アバターで対応可能か、素人目線で考える

1年ほど前に、バラエティー番組で中野にある「AVASTAND」を拝見し、これが将来接客業の未来として広がらないか考えたことある。日本では「お・も・て・な・し」が文化として美徳とされ、根付いていることもあり、実証実験店舗とは言え、この立ち飲みバーは前衛的で受け入れる人を選ぶだろうなーと思っていた。


ところがコロナウイルスの影響により、出社しない働き方が加速化され、来訪者の多い施設での働き方改革としてのアバター利用が積極的になってきたのではないかと考える。

身近なところでいうと、東急ハンズではアバター遠隔接客の実証実験が行われているようだし、東京警備保障では病院や大学などでの警備と接客を遠隔操作ロボットで対応するとのことだ。

対応可能そうな業種(接客業)

・ホテル

→既に「変なホテル」等にあるように、ホテル(フロントスタッフ)の無人化は可能である。フロント係員のコストを抑える面としても、ゲストの出入りが少ない深夜帯等においては不要な人材は削減してコストカットしたほうがいいと考える。

・飲食業

→上記のAVASTANDや昨今流行りのオンラインキャバクラのように、遠隔であっても人とのつながりを保てるといった面では対応可能そうだ。ただ既存店と比べると付加価値が低いため、受け入れられるまで時間がかかりそうだ。

・エアライン

→国内外のエアラインを使用したことがあるが、日本のエアラインのおもてなし力は他国とは比べ物にならないくらいと感じる感動力がある。ただ、CAさんたちの実質業務だけを見ると、保安業務と接客業務の2分があるとして、接客業務分野においては飲食業同様にアバターで対応可能であろう。しかし、「おもてなし」を売りにしているのであれば、その時の機内の状況や各々の機微などをアバターが察知してくれるのかは微妙だ。

・エンタメ業界

→例えとしてディズニーリゾートで考えてみる。夢を売る商売なので、ディズニーリゾートでは難しいのかと思うところはあるが、例えばアバターがディズニーキャラクターなどであれば、それだけで接客としての付加価値があるのではないだろうか。とは言えシェフミッキーが突然アバターロボットで来られたら、小さい子供はギャン泣きしてしまうだろう。笑

・小売業

→例えとしてユニクロで考えてみる。すでに買い物カゴを所定の場所に置くことで、一瞬で合計金額が算出されるRFITを導入しており、レジの無人化を進めている。付け加えて例えばバーチャル試着できる鏡を導入し、そこにアバター機能を付随すれば実物の接客要員は不要のまま購入体験が可能になるのではないだろうか。

まとめ

素人目なので、上記にあげた内容がプロからすると稚拙であるかもしれない。ただ、私個人としては日本的なTOO MUCHの接客に疑問を持っているひとりなので、今後過剰サービスがなくなり、平準化されていくのであれば、アバターへの未来を積極的に応援したいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?