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振り返ることで手放され、目標は新たに生まれる

今年夏から更新してきた、これまでの旅を振り返る旅ログ。

更新することでその国についてより詳しくなれたり、旅について思う新たな気付きがあったりと自分にとって価値のあるものになった。

今まで、行ったことはあるけどそこまで深く語れないということにもやもやしてた部分があったので、なにごともなんとなくでは身にはならない要領の悪い私にとってそこが晴れたところは大きく、振り返って良かったなと改めて思う。

過去に囚われていた自分

何より私は前職の自分を捨てきれていなかった。

幾度も訪れた場所やお気に入りのお店や食べ物、感じたこと、それらをなんとか活かせないものか四苦八苦していた。

今までのキャリアを無駄にしたくない、そんな思いから考える未来のことはなんだか苦しかった。無理に答えを導き出すような、合わない計算をなんども繰り返しているような感覚。

過去に囚われていたのはまぎれもない自分だった。

伝えたいことがあるなら自分で発信してしまえばいい。そう思い、私はこの場で旅の経験を綴った。

そうすると不思議なことにひとつひとつ手放していく感覚があった。手放すというか卒業して見送るような感じ。

私だけのものをシェアしたとき「ああこれで十分だ」と心が晴れた。と同時に私が伝えたかったものってこんなものだったのかとやけにちっぽけに思えた。

振り返ることで生まれた新たな目標

私は働き方とかこれからの生き方、ライフスタイルがどう変化していくのかということに興味がある。
今は正社員としても働いてないし日本にもいないけど、帰国したときに社会に取り残されないような感度は持っていたい。

特に、女性のキャリアのあり方がもっと自由に変化していけばいいなと思う。
結婚や出産をしたら仕事を辞めなければならなかったり、転勤でやむなくキャリアから離れたり、30すぎたら転職が難かしくなるのではないかという漠然とした不安があったり。

自分も経験したように、ライフステージによって変わり続ける悩みを、もっと軽くしていきたい。

女性がもっと夢ややりたいことに、一歩踏み出しやすい環境や心境に変わっていけばいいなって。

振り返ることは、過去を肯定し新しい方向を導き出してくれるのかもしれない。



最近、朝日新聞社が運営するbizbleというメディアで「ワーケーション」についての記事を書いた。

ワークとバケーションを組合せた造語。昨今話題にあがる新しい働き方だ。

詳しくは記事中に書いてあるけど、ワーケーションは実際に仕事の効率や生産性を高めることが分かっている。

私はやっぱり旅や世界が好きだから、色んな場所で働いて暮らせる生活にやっぱり憧れる。

子育てが一段落したらそんな風に暮らしてみたい。

そのためには、自分の価値観を深堀りしてできることややれること、やりたいことを見つけて、それを地道に重ね自分と周りへのクレジット(信頼)を積み重ねていく。

要は目の前のことをひとつずつ行動にうつしていく。シンプルだけど、これしかない。

いつでも優先順位とやりたいこと、できることのバランスを考えて、ご機嫌に暮らす。

そうやって軽やかに、でも実際は泥くさく、一歩づつ歩んでいこうと思う。



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