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#レンズ越しに見える世界

Instagramのハッシュタグにありそうな
#レンズ越しに見える世界

見えてる世界が違う

カメラマンが素敵な瞬間を撮れるのは
きっと『見えてる世界が違う』から。
何か偉そうに聞こえる言い方ですが、、
僕はそう感じています。

ある海外のカメラマンが言っていました。
『僕たちはたぶん、写真のことで頭がいっぱいなんだ。たとえファインダーを覗いていなくても、カメラを持っていなくても。』

あぁ、まさにその通りだなと。
瞬間を切り取る。時間を止める。残す。
その衝動は恐らく、僕たちの思考の優先順位を変えてしまう程のもので、
欲望とも言えるかもしれない。

僭越ながら引用させて頂くと、

森山大道さんの言葉で、
『写真は、量だ。量は、欲望だ。』
『世界はいつも、決定的瞬間だ。』

荒木経惟さんに至っては
『シャシンじゃなくてシャブだね。』

もう、こういう脳味噌の状態なので、
恐らく同じ眼でも、見えている世界が違ってしまうのだと思います。

これだけスマートフォンのカメラ性能が優秀な現代に、仕事でもないのにいつも重いカメラを肩にかけているから、不思議がられます。
でも、仕方ない。僕はスマホのボタンじゃなく、カメラのシャッターを押したいのだ。

きっと、あなたなら、分かってくれると思う。

心で手を繋いだ人にしか撮れない。

とても優しい顔も、くしゃくしゃの笑顔も
泣き腫らしたぼろぼろの顔も、

相手と心で手を繋いだ人にしか撮れない。
と僕は思っている。

笑顔を引き出すテクニックとか、上手な指示の出し方とか、完璧な構図だとか、プロの領域では必要なスキルだけど、いつだって本当に人の心を打つ写真は、打算の入る余地の無い瞬間なのだ。

僕はこれからも
カメラを持ち歩く。
たぶん、ずっとそれは変わらない。
#レンズ越しに見える世界

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