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自分を満たすこと

私の大好きな映画No.1は、子供の頃からずっと変わらずミヒャエル・エンデ原作の『ネバーエンディングストーリー』です。

子供の頃、就寝時間は9時と決まっていましたが、テレビで『ネバーエンディングストーリー』が放映されているのを特別に起きて見たのがきっかけで、それからもう何十回と繰り返し見ています。

何年たってもふとした時に見たくなる『ネバーエンディングストーリー』

美男子アトレーユ役のノア・ハザウェイも子供ながらに、この人かっこいい!!と思ったし、空飛ぶファルコンのあのふわふわした感じ、くりくりした眼もすごく好きで、物語に吸い込まれるように夢中になりました。

それから『ネバーエンディングストーリー』の原作となった邦題『はてしない物語』という分厚い本を親に買ってもらい、物語がもっともっと広がっているのを知り、そしてミヒャエル・エンデの作品を色々と読むようになりました。

著者ミヒャエル・エンデの作品の中で『モモ』も映画になった有名な作品です。

少女モモが時間泥棒に奪われた時間を取り戻すお話

この話に出てくる町の人達は、モモに「ただ話を聞いてもらう」だけで、自然と悩みが解決したり、自ら答えがみつかったり、解決策にたどりついたりします。

私もずっと自分の気持ちをただただ話している時に、最終的に本当に辿り着きたかった答えが自ら出てきてはっとした経験があるのでよくわかります。

『答えはいつもその人の中にある』

ただ、誰に話していても、そのうち答えが見つかるのではなく、話す相手に左右されることが大きいと思います。

人の話を聞いている時、「そうだったんだー、私も似たような経験したことあって、、、、」と、元気づける為とは言え、自分の話やエピソードに変わってしまったり、すぐに「こうした方がいいよ」とアドバイスしたり、否定してしまったり、と言うことはよくあると思います。

もちろん相手を思って、よかれと思ってやっていることなのですが。


モモは『ただ話を聞く』

でも空っぽの状態で人の話を聞いているのではなく、モモの心には星空が広がり、音楽が聞こえています。

自分が満ち足りているからこそ、相手も満たすことができる。


人を助けたい、人の役に立ちたい、その素晴らしい意志を最大限に生かす為に、まずは『自分をクリアにし、そして自分を満たす』という一番大切な自分自身と向き合う姿勢が大切だなと思いました。

ファンタジーは大人になるとなかなか読まなかったりしてしまうのですが、現実世界から完全に離れた架空の世界に、「ありえない」から解き放たれて楽しんで読んでみると、そこには真実がたくさん散りばめられていて、なるほどと思うことも多く、奥が深いです。

当たり前のように、すーっとファンタジーの世界に入り込んでいた子供の頃とはまた違いますが、大人が読むファンタジーもすごくいい!

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