ヨガで目指すところは?

・暮らしの中で実践するとは

あなたの心が内側のカラダであるように、世界はあなたの外側のカラダです。
家はあなたの外側のかカラダとも言えます。肉体にあなたそのものが現れているように、家にもあなたの全てが現れていると言っても過言ではありません。
そう言った姿勢で周りの世界を観察してみてください。

ヨガの教えの第一歩である、ヤマニヤマ( 生活のガイド )を自分なりに実行するためには、現代生活、現代社会、地球規模で起きている現象に目を向け、世界全体を自分のカラダとして、自分の生活スタイルや身の回りで使うもの、食事で取り入れるものを選択することが何よりも重要です。
それがそのままあなたの波動になります。どんなに知識を集めても、どんなにアサナができても、あなたの波動が人や世界を傷つけるようなものであれば、自分自身をも傷つけていることになるからです。

意識にはいろんな段階があるので現時点において人によって選択は様々であっていいと思います。私自身も完璧ではありません。けれど、生活の基準、選択の基準をどこに定めるかということを考え直すだけでも大きな一歩です。


目安になったらいいなということで、私の暮らしの基準をいくつかあげておきますね。

・私が実践している暮らしの基準や、取り入れていること

・なるべく地産地消。地元の農家さんのお米や野菜を食べる。
・自然栽培、有機栽培など志のある農家さんから買う。
・無農薬の玄米を買って、気候や体調に合わせて精米して土鍋で炊いて食べる。
 (穀類を炊いたものを噛むことは脳に優しい刺激をくれるので瞑想にも良い)
・自分でも固定種や在来種の野菜を育てる。(できたら種つぎも)
・添加物の入った加工品、販売している冷凍食品は取り入れない
・味噌、醤油などは本物の発酵食品を自作、もしくは志のある生産者さんから買う。
・天然繊維の下着、服、薬効効果のある草木染めの服を身につける。
・肩甲骨の間、背中の部分はなるべく草木染めの天然繊維を当てておくと楽。
 (ここを直に化学繊維で覆うと私は変な熱や汗が出て、調子が悪くなります。)
・カラダを洗うのは無添加石鹸のみ。ほぼ湯シャン。たまに石鹸シャンプー。
・化粧水などはラベンダーとティートゥリーで手作り。
・髪の毛の手入れや保湿は食用オイルで(ヒマワリオイル、ごま油、など)
・ブラジャーはしない。(体を圧迫しない)
・家を作る素材を地球に還るものにする。国産の材料を買う。循環を考えて選ぶ。
・応援したいと思える生産者さん、アーティストにお金を回す
・プラスチック製品は極力買わない使わない。ペットボトルは買わない。
・戦争に投資していない銀行を選んで口座を作る。
・リサイクル製品で済ませられるものはリサイクルで済ませる。
・布製品はリサイクルは使わない。使う場合は浄化する。
・違和感のを感じるところやコミュニティへは行かない。
・テレビは見ない。情報は選んで取りに行く。
・電化製品は極力使いすぎない。
・家畜はなるべく食べない。(全ての生き物が自由に生きられますように)
・白砂糖は取らない。(ハイにならないように。)
・カフェインは意図的に取る。
・甘いものもなるべく穏やかな形で意図的に取る。
・なるべく手つくりの心の通ったものを生活に取り入れる
・仕事をいただく時も、本当にそこにコミットしたいか考えて選ぶ。


・ヤマニヤマはやっているとどんどん心地よくなるガイド

ルールだと思って窮屈にやるのではなく、それが心地いいと感じるからやるのが大切です。こんな世界になったらいいなぁというのを思い描き、それを現実にするために必要なことを選んでいくのも楽しいやり方です。
草木染めやオーガニックコットンの服など、手間暇かかった製品は高いですが、着心地が全然違うので手放せなくなります。結局、地球に対して優しい気持ちを込めて作られたものは、手に取るひとにも優しく、本当の豊かさをくれます。
心地いい体験、幸せな体験を重ねていって、より優しい選択ができるようになっていきます。そして、世界に対して優しいところにお金を注ぐ人が増えていくと、生産者さんはもっともっといいものを作れるようになり、私たちの世界は優しいものに変わっていきます。お金はエネルギー。お買い物は投票です。応援したいと思ったところ、共感したところに回したものは循環して、やがて同じ周波数を持っている自分の元へ回ってきます。



・私たちはどこへ向かってヨガを始めるのか

それではヤマニヤマで生活を変え、アサナとプラナヤマで心身を浄化、活性化し、変容を起こし向かっていくところはどこでしょう。
それは「真我」と言われる自分のタネを発見し体験することです。
自分を純粋に純粋にして、観察力を高めて高めていった先に見えてくるものは自分を自分としたらしめているタネ「真我」です。

そしてそれを体験し、それがこの宇宙を構成するタネ、宇宙の根源と全く同じものであると気づき、それを体験することです。

それはこの3次元の世界では今まで体験したことのない体験です。なので想像することも何かに当てはめて考えることもできません。知っているものに当てはめず、決めつけないで、中庸の心で待つことが一番の近道です。

そこに至る道の途中、様々な体験があります。
例えば、チャクラが開き始めると、光を見たり、ビジョンを見たり涙が流れたりし始めます。それはエネルギーが動き始めている証拠です。安心して進んでください。ヨガを始めると、シッディといって超能力が発動する場合があります。

・その過程で起こること
私はヨガを始めた最初の1ヶ月、先生と一緒に朝から晩まで、練習や瞑想をしていました。その中でチャクラを体験するようになり、自分で練習を続けるようになって半年くらいで、オーラをはっきりと見るようになり、透視能力がついて、カードの裏の数字を当てられるようになって、びっくりしました。そんなことは知らなかったので先生に相談すると、それは自然なことなので心配しなくていいと言われ、その能力はしばらくして落ち着きました。普通に歩けなくてスキップしちゃう時期もありました。笑
それからも大きな成長や変化があるたびに、幽体離脱をしてしまったり、人が取り憑かれているのがわかるようになったり、見ようとしなくても、未来がはっきりと見えてしまう時期がありました。もともとスピリチュアルな世界に興味がなく、神秘体験などに憧れもなかったので、ただただ集中する時間が好きでとことん練習を繰り返しているうちに、自然に起こったことです。

それは必ずしも起こらなければならない事ではありませんが、正しい道のりに進んでいるというガイドにもなります。ヨガとはそういうものなのだという覚悟もあっていいと思います。

そんな不思議な時期にも執着せず、いつも中庸の心で。渇望せず、時が来れば受け取れるものだと信じ、淡々と進むことが大切です。

・はじめの一歩を踏む前に

ただ、知っていて欲しいのです。ヨガをするときにただ健康や美容のために取り組むのは勿体無いことです。もちろん全身のプラーナの流れが良くなるのだから、そういう効果もあります。内なる美しさが溢れ出て、魅力が輝きだし、性エネルギーもアップするのでモテモテになってしまうことも事実です。笑 

だけど、私たちの目的はそんな些細なことではないのです。

ヨガを求める人は心の奥の方で根本的な生き方の変革、覚醒を求めていると思うのです。宇宙と繋がった生き方を取り戻そう、宇宙と繋がったカラダを取り戻そうと魂が起こした直感に突き動かされているのだと思うのです。

私はヨガを始めた頃、なんとなくそうでした。ヨガのことを何にも知らないなりに、いろんなクラスに行っては「これはヨガじゃない!」とがっかりして帰ってきたものです。そしてインドで自分自身の先生と出会い、想像を超えるなんだかわからない世界を体験して、びっくりして、毎日頭痛の中、修行に取り組んでいたまし。先生に会うたびに、頭の普段使わないところが刺激されるようでピリピリ痛くなって「なんだこれー!」となってました。

それが今や当たり前の暮らしになり、世界の見え方は変わり、生きる世界が変わりました。今は、宇宙の一部としてありのままに生きたいなぁ、と割とそんな感じで生きています。自分の仕事が宇宙の仕事に重なったらいいなぁと思って生きています。まだまだな感じはたくさんあるけど、もともとダンス馬鹿だった私からしたらヨガに出会って15年。だいぶ進歩したんです。

こんな私だってそれなりのところにたどり着いたのです。(これからまだまだ進みますけれど!)

だから、自信を持ってスタートを切ってください。

普通に生きる私たちが進んでもいい道です。
出家しなくても、独身じゃなくても。子どもがいても!


私たちが私たちらしさを取り戻し、生き生きと生きるために誰もが通っていい道なのですから。

私たちは自分自身の成長のために時間を費やしていいのです。

それはわがままで利己的なことではありません。

結局私たちが私たちのために時間をかけることを思い出し、覚醒し、

私たちらしく生きることを選択すると、この宇宙が他の人たちや生き物たちにとって、もっと住みやすい場所になるのです。

そのために、今、たくさんの人が第一歩を踏み出し始めています。

自分の中の変化を感じ始めています。変化が起こりやすくなっています。なんだか不思議だけどそうみたいなのです。

地球全体の意識の進化の時なのです。

それをよりパワフルに着実に進めてくれるガイドになってくれるのが

古代からヨギたちが伝えてきてくれたヨガの道です。

だから最近多くの人たちがヨガって音にひかれているんじゃないかなぁと思います。ヨガインストラクターになるためではなく、ヨガを人生に取り入れるために、ぜひヨガの世界に足を踏み入れてみてください。



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