創業者の個性
私はプロレスが好きです。
愛のあるところが好きです。
本当に強いレスラーは単に勝つのではなく、相手の良さを引き出し、全てを受けきって勝ちます。
日本には新日本プロレスと全日本プロレスと2つの大きな団体があります。
新日本プロレスはアントニオ猪木が全日本プロレスはジャイアント馬場が立ち上げました。
アントニオ猪木はスキャンダラスな話題作りが得意でした。
団体を辞めては復帰し、抗争の繰り返しで盛り上がっていました。
ジャイアント馬場はそういった話題が嫌いで、明るく楽しいプロレスを大事にしていました。
不義理を許さず、辞めた人間を安易に戻すことをしません。
話題作りではなく、プロレス自体を楽しんでもらえるようにし、盛り上がっていました。
アントニオ猪木の遺伝子は長州力から闘魂三銃士(武藤、蝶野、橋本)に引き継がれていきます。
ジャイアント馬場の遺伝子は四天王(三沢、川田、小橋、田上)そして秋山に引き継がれていきます。
同じプロレスという業界でも創始者の色で全く雰囲気が違います。
戦国大名の藤堂高虎は浅井氏・阿閉氏・磯野氏・織田氏・豊臣氏・徳川氏と主を次々と乗り換えたことで有名です。
この家風が幕末にも影響したのか、鳥羽伏見の戦いでは真っ先に官軍へ寝返り、維新後伯爵家となりました。
法人の場合も、設立者の個性がその法人のカラーとなって引き継がれていきます。
自分の大切にしている価値観は何なのか?
引き継いでいってほしい想いとは何なのか?
私は法人設立のサポートをしていますが、そういったことも、大事に法人設立をしてほしいなと思います。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?