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もし、織田信長が今の首相だったら

歴史を学ぶ上で、「もし、〇〇だったら」と考えることは、起業家にとっても、子どもたちにとっても非常に大きな思考訓練となります。

その理由は2つあります。
①前提の知識を知らないと考えられないので、知識量が増える
②偉人の視点から現状の問題点を考えることで思考力が鍛えられる

もし、織田信長が今の首相だったらということを考えようと思ったなら、
・織田信長がどういう人だったか
・現在どのような問題があるのか
ということを知らなければ考えることができません。

また、偉人の視点を持つことで、自分の主観だけでない視点を持つことができます。

織田信長だったらどういうことを言うのだろうか?と想像力も鍛えられることでしょう。

歴史とはただ単に知識を覚えるのではなく、考えることで、自分に活かすことができます。

さて、本題の「もし、織田信長が今の首相だったら」を超個人的な妄想で考えてみたいと思います。

織田信長の改革を3つ挙げると
・能力による人材登用
・楽市楽座
・宗教勢力との抗争
かなと思います。

信長と言えば、革新的発想、新しい物好きというイメージが強いと思います。

確かにそういう側面もありますが、無駄なものが嫌いだったことが一番大きいのではないかと思うのです。

例えば、秀吉や光秀の登用も重臣は代々決まっている他家ではありえないことです。

しかし、優秀な人間を重要な役職に抜擢するのは極めて効率的な発想です。

また、鉄砲を重用したり、次男や三男を傭兵として雇ったりという発想も、より効率よく戦に勝つためにはという視点からの発送で生まれています。

この、無駄なことが嫌い、効率的に物事を進めたいという性格をみていると、数字を見ながらよりシビアにそして素早く判断していることでしょう。

そして、判断するためにはそのための基礎情報が必要です。

そういう意味では、新型コロナウィルスの専門家会議を開催したとすると。

そこで、いろんなデータを出させます。

大学名などのブランドで専門家を選ぶのではなく、論理一貫性の説明を求めることでしょう。

回りくどい発言や質問と回答がズレている場合は容赦なく話を打ち切ったとも聞きます。

緊張感のある会議が開催されたに違いありません。

基本的に決断するときは周りに意見を求めることをせず、自分一人で決めたでしょうから、対応も迅速だったように思います。

こんなにだらだらと緊急事態宣言をしていたでしょうか?

日本は世界的に見てまだまだ感染者が少ない状況で医療がひっ迫している所が、最大の問題なはずです。

まずは、そこにメスを入れていたのではないかと妄想したりします。

比叡山の焼き討ちや本願寺との戦争で宗教弾圧のイメージもありますが、私は宗教団体と戦っていたのであって、教えそのものを否定していたのではないと思います。

その証拠に天台宗や浄土真宗をその後禁止していません。

既得権益のある組織が一般大衆の生活の邪魔をしているとして、それをつぶそうとしていたのではないでしょうか。

楽市楽座も同じような側面があると思います。

今の天下り団体などもつぶされていくような構造改革も行われるかもしれません。

といった感じで、全ては妄想で正解はありませんが、考えるプロセスというのが視野を広げてくれます。

自分の力で考える時代を迎えようとしています。

そのために子どもたちには、そんな感じで歴史教育をすれば、年号を覚えるより楽しいのになと思います。

もし、自分が石田三成だったら関ケ原をどう戦うのか?といった逆パターンの練習だったり、もし、織田信長が本能寺から逃げ出せていたらその後どうなったか?などを考えることもいい思考訓練ですね。


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