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スマホ時代、コンデジも捨てたもんじゃない

前回、カメラが欲しいと書いた記事に追記したけれど、結局ミラーレス(OM-D E-M10 Mark III)買ってしまった。
試しに室内の小物とか自分で作った料理とか撮ってみたけど、やっぱり違う。
今まで使ってたコンデジ(WX500)は室内でボケとか得られなかったけど、ミラーレスは適当に撮ってもそれっぽくボケる。すごい。
こりゃコンデジの出番が無くなるのでは…と思ったけど、何事も適材適所、コンデジにはコンデジの良さもあったので、手放すことはしばらく無さそうだ。

久しぶりの結婚式。カバンにコンデジ

先日、久々に結婚式に出席する機会があった。
ミラーレスを買った直後だったのだけど、あえてコンデジを持って行った。まだミラーレスを持ち歩くためのケースが無かったのも理由のひとつではあるけれど、どちらかと言えば「手軽さ」を重視した結果だった。具体的には以下の3つ。

①遠方(新幹線の距離)で日帰りだったのもあり、荷物はできるだけまとめたい。そして結婚式用のバッグってすごく小さい。でもコンデジなら大丈夫。
②私はカメラマンではなくゲストとして呼ばれたので、挙式や披露宴での新郎新婦の姿を肉眼でしっかり見ることが大事だ。新郎新婦入場とか、ケーキ入刀とか、大事なシーンが数枚撮れればあとは多少失敗してもOK。
③私の使用コンデジWX500は光学30倍ズームが強み。これなら席が後ろのほうでも新郎新婦をアップで撮れる。

そしてこの判断は正解だった。

①とにかく小さいは正義

当然持ち運びは楽だったし、披露宴中はテーブルに置いておいてシャッターチャンスが来たらサッと撮る、という使い方ができるのも良かった。大きなカメラだと目立ってしまうけど、コンデジならほとんどスマホ感覚だ。軽いしレンズをぶつける心配もほとんどないので、カメラを片手に持ったままあちこち移動できた。

②クオリティはそこそこで良い

もちろんゲストとして参加した結婚式でも、ハイクオリティな写真が撮れれば嬉しい。しかしそこまでカメラを使いこなせていない私は、きっと写真を撮ることに気を取られて、結婚式を心から楽しめなくなってしまう気がした。
新郎新婦はプロに頼んで良い写真を撮ってもらっているだろうから、私は自分や一緒に出席した知人が見返せる写真が撮れればOK、と割り切って式を楽しめた。

③光学ズームでスマホより満足度アップ

①や②だけならスマホでも良いのだけど、これがコンデジで良かったポイント。結婚式とかのイベントは被写体にあまり寄れない状況が多いし、ゲストやスタッフなど他の人が映り込むリスクが結構高い。スマホだと基本はデジタルズームだから(最近は望遠・標準・広角と複数レンズがついている機種もあるけど)、被写体を大きく写すと画質がザラザラになってしまう。しかし、私はコンデジの光学ズームのおかげで、席に着いたままでも新郎新婦だけがアップで写った写真がたくさん撮れた。

コンデジは売れなくなっているけれど

近年はスマホのカメラの性能がどんどん上がって、立場がなくなったコンデジは年々売れなくなっているという。ただ、高倍率ズームや防水・防塵、大きなセンサーを搭載した高級コンデジなど、スマホとの差別化によってまだ生き残っている。私は結婚式でのコンデジの活躍を経験して、まだまだ手放せないなと思ったし、「カメラはスマホがあれば十分」という人にもコンデジを勧めたい。スマホやデジタル一眼と上手く棲み分けて、生き残ってほしいな。

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