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Nikon Z 50で撮影という名の稽古に

生憎の雨でしたが、撮影という名の稽古に。

今回コ・ドライバーを務める友人が、先日ツーリングに行ったコースをなぞるメニューです。

友人:今日、雨だよ?
私:Nikonは雨でも大丈夫!

という謎のやり取りで出発。

稽古とか格好の良いことを言っていますが、8割がドライブです。
単純にサマータイヤに戻したアバルトに乗りたいだけです。


龍門の滝1(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
NIKON Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/14 SS0.4 25mm ISO100

まずは、那須烏山市にある龍門の滝。

小雨より弱い感じで断続的な降雨ですが、滝の水量も多そうですし、なにより、この自身が立っている場所(中洲みたいなところ)が水没しないか心配になります。

手短に周囲を確認して撮影。
もう少し構図をどうにかしたかったのですが、雨の様子も心配ですし、周囲の安全性も気になるので、ひとまず性能を確かめるような感じで撮影を進めました。

よくある滝の写真風にシャッタースピードを落として撮ります。
手ぶれ補正の加護。

Nikon Z 50は防塵防滴に配慮した設計ということになっています。
まぁ無いよりはマシな仕様だと思います。
出発前に自信たっぷりに言った割には弱気な書き方ですね・・・


龍門の滝2(JPEG撮影)
NIKON Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.6 SS1/320 25mm ISO1250

シャッタースピードを上げると、荒々しい滝の様相が浮かび上がります。

把握したうえでの悪天候なら良いのですが、自然というのはコントロールできません。

例えば、突然の雨に見舞われたりすることも多々あるかと。

レインカバーが無いときはコンビニのビニール袋で簡易的に作ります。
そのために、リュックやカメラバッグにはいくつか忍ばせてあります。
ただ、これでレインカバー作ると、袋の役目を果たさなくなってしまうので、ゴミが増えてしまいます。

で、レンズフードにビニールテープで固定するのですが・・・
Z 50にはレンズフードが付いていません、、、

防塵防滴に配慮した設計を信用して、ささっと撮ります。

あくまでも主観ですが、雨滴が少々付くくらいならZ 50は問題ないと言ってよいのではないでしょうか?

D40の時なんて、もっと過酷な環境で使用していても故障しませんでしたので、手を抜いた作りになっていなければZ 50も大丈夫なはずです。


これも滝の一部?(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
NIKON Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.6 26mm ISO200

こちらはメインの滝?の隣。

濡れた岩肌の質感が表現されています。
求める表現力(再現力?)にZ 50は達しているのではと感じます。

ぬめっとした岩の感じを写したい!って思ったことが、実際になっている。
至極当たり前のことですが、満たされない場合もあります。
100%満足というのは無いかも知れません。
どこまでを許容するかになると思います。

実際、Z 50は廉価モデルです。
私が求める表現力に達しているというのは、販売価格、仕様、製品コンセプト、自身の使い方など総合的に考えたうえでの答えになります。
当然、お買い物ですから予算というものがありますので、それ以上というのは最初から無いわけです。


龍門の滝3(RAW撮影 カメラ内現像)
NIKON Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/13 SS1/15 37mm ISO100

速やかに引き上げの合図を出しつつも、「最後にもう1枚」とか子どもみたいなことを言い出す始末です。

こんな感じで、滝の水も実際茶色っぽく濁っていました。
見たままのような自然な感じの写真が出てくるのは個人的には良いと思います。

実際、私にはこんな感じに見えていました。
ですが、正直、人間の記憶ほど怪しげなものはございませんけど。


RAWで撮ればいくらでも加工できますが、素となるものはそのカメラ(映像センサーや処理ロジックなど)に依存するのではないでしょうか。
好みの問題ですから一概に良し悪しは決められませんが、素のデータは意図がないほど好ましいです。
そのほうが、自分色に染める余地があると思います。
まぁこれもNikonの意図なのかも知れませんが・・・


意図と言えば、2枚の写真をモノクロにしたのは、滝の流れに注目させたかったからです。
余分な情報を排除したモノクロが適しているのではということで。
とはいえ、モノクロでもその他の情報はしっかり残されています。
そこにあるけれども、敢えて表に出ないというか、あることで他が引き立つと言うか・・・

なんにせよ、撮影者が何をしたいのか(伝えたい・表現したい)ということが、大切だと思います。
それが体現されているかについては、また別の問題になります。
これは写真に限らずですね。


山霧の集落(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
NIKON Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/9 25mm ISO400

場面は変わって、ここどこ?

常陸大宮のほうらしいです。
有志の方が花畑を作って開放しているとのことです。
この取材の雑さがなんとも・・・

「28日が花のピークでした」と手書きの看板がありました。

そういうものです。
ツーリング時の写真を見せてもらったら、とてもキレイでした、、、

山霧が見れたので良しとします。
これ好きなんです。
山からぼわーーっとでてくるやつ。
神秘的ですよね。


山霧の集落2(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
NIKON Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.3 36mm ISO400

ピークを過ぎたとは言えキレイです。
山並みのグラデーションも良好です。
雨に濡れてしっとりとした風景。

観光協会のポスターとか作っているわけではないので、リアルがあれば良いのです。だってこれが現実ですから。


ハナビシソウ(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
NIKON Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/6.3 50mm ISO400

またもや、iPhoneの画像検索で。
ハナビシソウというらしいです。

雨滴がついた花が気になってカメラを向けたまでは良かったのですが、風が強くて、なかなか定まりません。


ハナビシソウ2(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
NIKON Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/6.3 50mm ISO400

で、上の写真を撮りながら、芝桜を背景に寄ったら、もしかしてキレイじゃない?
という考えに至ったのがこちらです。

で、結果が、これね・・・

世の中の素晴らしい写真は、様々な制約や困難を乗り越えての1枚だということが身に沁みてわかりますね。


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