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Nikon Z 50で行く逢善寺

茨城県稲敷市にある逢善寺(ほうぜんじ)。
稲敷市のウェブサイトによると、828年(平安時代・天長3年)に逢善道人が千手観音を本尊として寺院を設立したとあります。

寺社探訪家というわけではないのですが、こうして撮影のテーマにしていると歴史も学べ、一石二鳥です。
まぁあまり学べてはいませんけど・・・



逢善寺石碑(JPEG撮影)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/4.5 SS1/500 25mm ISO100

今回の撮影はEVFに撮影設定を反映しない仕様です。OVF的な感じです。

上の写真は、露出インジケーターに逆らって、もう少し露出下げたほうが石碑の表情がでるだろうと。
そして失敗した例。

というのも、AFが合焦したとき(?)にEVF内の映像が一瞬白く光る現象が気になりまして、調べたところローライトAFオフすると良いらしいので設定しましたが、再現します。
それではということで「Lvに撮影設定を反映」を「しない」も加えたのですが出ますね。
仕様ということで処理します

Nikon Z 50のEVFは正直見やすいです。


仁王門(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.3 SS1/200 36mm ISO100

仁王門です。
明治元年に東京都麹町の日枝神社山門を移築したそうです。
茨城県の指定文化財です。

先日訪れた不動院(板橋不動尊)と違い、金剛力士立像(仁王像)の部分にガラスが無いので撮ってみます。

吽形(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/6.3 SS1/50 50mm ISO800

ピクチャーコントロール「グラファイト」。
像の力強さが際立ちます。

阿行(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.3 SS1/80 36mm ISO1,250

迫力があります。
RAWで撮影すると、シーンや気分に最も近い処理が行えるので、これはこれでデジタル撮影の楽しみでもあります。

そして、お手軽なピクチャーコントロール。
だいたい良い感じに仕上がります。

Adobe Lightroom Classicは、そのカメラの設定を引き継ぐので、ピクチャーコントロールを利用できます。
Nikon謹製のソフトウェアを使わなくても大丈夫です。
ちなみに、X100Fの時はFUJIFILMが用意したフィルムシュミレーションが選択できるようになっていました。

でも、純正ソフトウェアは処理が違うのかな。


麒麟の彫刻(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/6.3 SS1/100 50mm ISO800

仁王門の装飾彫刻です。

今まで気にしたことがなかったのですが、門(というか製作者?製作意図?)によって彫刻の絵柄が違うのですね。

これは麒麟かな。

で、前回の不動院は雉とか鳥でした。小山寺は華。
いくつか撮影して経験値が上がっています。

さらにこの理由を深堀りしていくと知識として蓄積されるのでしょう。


木漏れ日を浴びる苔生す岩(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.3 SS1/40 36mm ISO400

苔生した岩。

一部に木漏れ日が当たっている様子が素敵です。
調整して強調しています。

通常はRAW+JPEGでピクチャーコントロール「ニュートラル」を使用していますが、JPEG撮りする場合は「標準」にしたほうが好みかもということがわかりました。


本堂(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.3 SS1/100 36mm ISO100

そして本堂。
2度の火災により、現在の本堂は1842年に再建されたものだそうです。

厳かな雰囲気のデザインです。
まだ3か所目ですが、様々な寺社を巡って好みの建築デザインを探すのも面白そうかと。

本堂2(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/4.2 SS1/200 25mm ISO400

角度を変えて。

灯籠の入れ方がいまいちよろしく無かったですね。
特に左端・・・

入れるのか切るのかはっきりしろという感じです。


菊花紋章(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/8 SS1/125 50mm ISO100

この紋は。
淳和天皇の勅願寺として発展したそうですので、菊花紋章が掲げられています。

しかし、屋根の角度が凄いですね。
「へ」の字みたいによく曲げて造ったなと。
1981年から7年かけて修復工事があったそうで、どこをどう修復したのか詳細はわかりませんが、もともとはCADや工作機械なんて無い時代の製作です。

画像の調整をしていると拡大するので、細かい部分に目が行きます。
どうやって造ったのか、気になります。


龍の彫刻(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/6.3 SS1/30 50mm ISO400

龍の彫刻。
建築時にテーマとした仏の力というかそういうのがあるのでしょうね。
それによって彫刻のモチーフが変わるのでしょう。

梁(でいいのかな)にも彫られています。
造り込みがパワーバランスを表していたのだろうか。


本堂3(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/4.5 SS1/125 25mm ISO400

さらに回り込んで1枚。
今度は灯籠の位置が良くなりました。

前回の不動院本堂よりコンパクトな本堂ですが、得体のしれない迫力があります。
小さくまとまっている分、彫刻が強調されて迫力の増強につながっているのでしょうか。


本堂脇に続く(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.3 SS1/200 37mm ISO400

ちょっと趣向を変えた処理。
寺の奥に続く何か。

RAWで撮影すると、このような処理も画質を落とさず、そして何度もやり直しでき、非常に便利です。

そして奥に進むと。。。


誰?(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.3 SS1/30 36mm ISO200

竹林の中に。

マスターのような佇まいです。
すみません。誰だかわかりません。


本堂4(JPEG撮影)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.3 SS1/80 36mm ISO100

ぐるっと一周回って戻ってきました。

これはJPEGそのまんまです。
現実はもう少し青みがかっていたように見えましたが、写真はやや黄色みが強かったようで・・・ホワイトバランスの設定を間違ったかも。

やや平面的な写りになっています。
画質は良いですが、少々つまらない写真です。
もう少し引くとか寄るとかしたほうが良かったのかも知れません。

そんな課題を残して今回の撮影は終了。


おまけ。

ABARTH(JPEG撮影)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/6.3 SS1/25 50mm ISO100

設定が合うとしっかり撮れています。

JPEG撮って出しで、実際に見えたまま、ほぼズレ無しです。
この再現力は素晴らしいと思います。
インパネのホコリ拭いてから撮ればよかった・・・


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