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【No.12】人は窮屈なことを好む 第一法則(幸せは真ん中にある)

人は窮屈なことを好む

「人は窮屈なことを好む」というのは、作家の村上春樹さんの言われた言葉です。この言葉には、なにやら一理あるようです。
映画「船の上のピアニスト」では、主人公の「1900」が次のように言っていました。
「僕は船の上でなければ暮らせない。外の世界は広すぎて、いったいどこへ行ったらいいのかわからない」と。
確かに、人はすることが決まっていて、その手順も明確に決まっていれば、余計なことを考えずに済むので気持ちは楽です。
新興宗教等で、教祖の言うことのみを聞き、それに従って忠実に生きることは、自分の頭で考える必要が無くなり、ある意味楽なことなのかもしれません。
しかし、我々人間は「考える葦(あし)」です。自分の頭で物事を考え判断し、行動してこそ意味があると思います。
それは、ある意味大変なことなのかもしれません。単純作業や単純な記憶は機械やロボット、コンピューターに任せ、我々人間は工夫や発明等に言われる、想像や創造等のもっと創作的なことをすべきだと思います。
記憶も大切ですが、無理な暗記をするのではなく、必要なことを自然に覚える範囲にとどめるのが良いように思います。
あと、ひらめきも大切です。コンピューターにはひらめきというものがありません。
この「ひらめき」というものは、人間が宇宙意識とつながったときに起こるように思います。
宇宙意識というのは、宇宙に蔓延する「意思エネルギー」のことです。
人はこの意思エネルギーのことを「神」と呼んだりもします。このエネルギーには形はなく、純粋な知能です。
物理的な空間の広さについてですが、西洋のことわざに「大物を育てるには天井を高くしろ」という言葉があるそうです。
北海道での友人の家は一戸建てで、リビングが二階まで吹き抜けになっていましたが、その友人が大物になったかどうかは定かではありません。
やはり、適材適所というところでしょうか。物理的空間の広さも大切ですが、心の空間の広さの方が大切なような気がしています。
私は北海道という広大な大地のもとで生まれ育ちました。私には北海道は広すぎました。広すぎて自由すぎる感じがしていました。
逆に東京は人が多く、空間が狭すぎます。今、私が住んでいる地方都市の横浜近辺が、空間的な広さとしては一番ちょうど良いような気がしています。
物理的な空間も大切ですが、心の空間もちょうど良い広さに保つのが良いように思います。

それでは、また。

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