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【No.139】あえて言わない優しさについて 第五法則(優しくなる)

あえて言わない優しさについて

私がまだ若かった頃、ある女性に「『言わない優しさ』というものもあるのよ」と教えられたことがあります。
その頃の私は、思ったことを何でも言ってしまい、相手に対する気遣いができていなかったように思います。
気づいていても気づいていないふりをする、そんな優しさもあると思います。
一度、言わなくて良いことを言ってしまい、大失敗をしてしまったことがあります。
20代の頃、友人の奥さんにお会いしたとき、その奥さんに「太られました?」ととんでもなく失礼なことを言ってしまいました。
その後、その場の雰囲気が悪くなってしまい、居心地の悪い時を過ごしました。
後になって知りましたが「太った」と相手に言うのは、女性同士でもタブーだそうです。
考えてみれば、男性に対してもダメですよね。
基本的に私は、思ったことは何でも正直に言ってしまいます。
でも、それを言うことによって相手を傷つけてしまうような事は、言わない方がお互いのためですよね。
世の中には、相手を傷つけないように、嘘(うそ)をつく人がいます。
私は嘘をついてまで、相手のことを傷つけないようにはしません。
そういうときは、嘘はつかずに黙っています。
世の中の人は、ずいぶん嘘をつきますよね。
私の性格からして私は嘘をつくのが苦手だし、嘘が嫌いなので嘘はつかないようにしています。
嘘をつくためには、頭を働かせなければなりません。
私が嘘をつかないのは、頭を働かせるのが面倒だからという理由もあります。
でも、嘘をつかなければ、他人から信用されます。
言いたいことを言わないのは、もどかしい事もありますが「あえて言わない優しさ」というのもあるんですね。

それでは、また。

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