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【ノウハウ】私の作曲方法

私の作曲方法

私は曲(歌)を作りますが、私の作曲方法について書きます。

私が初めて作曲したのは4歳の時でした。
歌詞がついており、8小節の短いものでした。

作曲には特別な才能は必要ありません。
鼻歌で勝手なメロディーを口ずさめる人は誰でも作曲できる可能性があります。

作曲には「歌心」が重要だと思います。
沢山曲を聴くと、自分の好きなメロディーが記憶に残り、そのメロディーが融合され、化学反応が起きて新しいメロディーが生まれます。

音階で考えると、1オクターブ(便宜上ここでは「ド」から1つ上の「シ」までを1オクターブと呼びます)には音の数は7つしかありません。
半音の黒鍵盤を加えても音の数は12しかありません。
これが音楽のすべてです。

私はメロディーを先に作り、コード(伴奏用の和音)は後で付けます。
コード進行を先に作ると、ありきたりな曲しか出来ないからです。

私はメロディーを作るときは歌いながら、詞と曲を同時に作ります。
歌は「詞」と「曲」のどちらが欠けても歌になりません。
仮にでも歌詞があった方が、メロディーが出てきやすいです。
また、詞と曲を同時に作ると後で譜割(メロディーに歌詞を割り当てる)する必要がありません。

メロディーは日常生活を送っていると、ふとしたときにひらめく事があります。
それは、サビの部分だったり、曲の出だしの部分だったりします。
メロディーは一部があれば、それを広げていって曲にする事ができます。

音楽のテクニックを使って、作曲を手助けする事もあります。
メロディーは
①下から上に向かう
②上から下に向かう
③真ん中を行く
の3通りあります。
また、音階に沿っている場合と、「跳躍」と言って音が音階の順番を離れて跳ぶ場合があります。
跳躍も3度、4度、5度、6度といろいろです。(度数とは音と音の間の高低差を言います。出発点の音を「1」として音階に沿って数を数えます。「ド」から「ミ」までなら3度(長3度)になります。)
また、跳躍が分散和音になっている事が数多くあります。

転調について:
曲の途中で「調」を変える事を「転調」と言います。
私が良く使う転調は以下です。
①2度上げ転調:「ド」から始まる音階ならば「レ」から始まる音階に変更します。曲のリフレイン(最後の繰り返し)に使うと効果的です。
②4度上げ転調:「ド」から始まる音階ならば「ファ」から始まる音階に変更します。

まとめ:
(1)メロディーを先に作り、コードは後で付けます。
そうすることによって、自由でオリジナリティのあるメロディーが作成できます。
(2)良いフレーズが浮かんだら、メモ帳かノートにカタカナ音符(ドレミ)で書きとめます。
カタカナ音符の下に8分または16分の点を書き、音の長さを表記します。
(後で、楽譜に書きなおします。)
(3)最初はハ長調またはイ短調で作成して、完成したら歌いやすい調に移調します。
(4)サビの部分のメロディーを複数考えて、後で一番しっくりするものを選びます。
(5)テンポは自分で歌ってみて、ストップウォッチで30秒計り、4分音符の数を数えて2倍します。
後で伴奏を付けると、伴奏なしで歌ったときよりも速く感じます。
(6)前奏、後奏は主題メロディーが完成した後に主題に入りやすいメロディーと、余韻に残るメロディーを作ります。

最後に:
作曲家の先生が言われていた、歌(曲)を作るときの格言を掲載します。
①歌は発明(新たな試みによるメロディーの創作)
②歌はみだれ髪(あまり四角四面に作っても色気が無いので、少しくだけた方が良い)
③歌は信号機(予期しないメロディーの展開が聴く人をはっとさせる)

それでは、また。

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