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紙の地図とgoogle map

ヨーロッパでレースをしていてレースの展開を予想する時に必要なのが、地図だった。フランスはNとDの後数字で道に番号が降ってある
その番号が大きければ新しい道、小さければ古い道とわかるgoogle mapでは道の細さの想像が難しく、全体を見渡しながらポイントポイントの展開を想像することにむいていなかった

先ず見るポイントとしては風がどの方向から吹いているかを全体時に見る、細い道に入る場所の前後に上りや 下りがあるか、勝負所になる場所はレイアウト的にどのあたりになるかを予想

風が優位に働く場所はアタックポイント、不利に働く場所は頭を使って耐え抜き、チャンスがあったら責める場所
平坦横風、上り切り追い風、常に追い横風
の3つくらいに別れる。展開的に厳しいのは平坦横風と上り切り追い風で、2-3kmの間に集団が分断されたり、上り切りは集団後方にいるとその後ずっとアコーディオンの様に伸ばされっぱなしになる
最もきついのは追い横風で、スピードが落ちないから何が起きているかわからないうちにレースは終わる

ポイントとなる場所をビニールテープにkm表示し、風の方向と合わせて戦略を立てる。全体的にみんなが考えそうな展開を読むを軽くさらっておく事が大事になる
次にゴール前のレイアウト、これはgoogle mapが一番良い。残り2kmからゴールまでのレイアウトをみて、中央分離帯ロンポアンをどの方向で回っていくかを予想し、レース中に即判断していく

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全ての要素を頭に叩き込んだら、レース開始
レースの展開の中で自分の予想に対して修正をかけていく、勝負所までの展開や、どこで足をためて使うかを細かく修正し実行していく
最後は経験と冒険をいかしながらゴールを目指す


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