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文学的であるために肉体を鍛える(文学を人生のBGMに⑦)

文豪たちは、人間の心の深奥に入り過ぎて、狂ってしまう人たちも多かった。
芥川龍之介、太宰治、三島由紀夫、川端康成・・・
自死。

村上春樹さんの小説『ねじまき鳥クロニクル』の中に、井戸の中でじっとしている主人公が出てくる。
自分を、静かに、じっと見つめる、ということでもあった。
(同時に、井戸は、あの凄惨な戦争の戦場とつながっている。同時に、予言された「水」をたたえる場所でもあった。)

精神面でタフになるためには、肉体面でもタフになる必要がある。
村上春樹氏『海辺のカフカ』では、14歳の少年が、そう決意して、トレーニングに励み、四国へと旅立つ。

大江健三郎氏は、プールでかなり泳いでいたそうだ。
村上春樹さんは、マラソンなどを走っている。
精神が病んでしまわないために、肉体を鍛える。
文学的であるためには、肉体を鍛える、ということも必要なのではないか。

運動不足も解消せねば。
そう思って、今日も階段を昇る。
カーフレイズしながら歯磨きをする。
起きがけには自律神経をストレッチをする。

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