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『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の軽い感想

アマゾンプライムで視聴したゲ謎の感想を書く。
鬼太郎や目玉の親父は一切出てこないかと思ったら、ちゃんと出番はあった。ちょっとだけ映る猫姉さん(猫娘)可愛い。
作中で妖怪はあっさりと出てくる、観客も『ゲゲゲ』が妖怪ものであることは当然知っているという前提の演出だ。海外のアニメ好きが見たら唐突に感じるのかな。
妖怪ものではあるが、恐怖をあおるようなホラー演出(ジャンプスケアなど)は無かった。見せ方としてはゴシックホラーとかに近い?

ゲゲ郎のビジュアルが胡散臭くて良い。アニメを見慣れてる人なら、こいつは絶対人間を超越した存在だなとすぐに看破できる。ゲゲ郎って名前、もしかして下臈(げろう)から来てる?
公開当時Twitterでの反応とかがチラチラ見えていたが、その時はだいぶ救いのない暗い映画なのかな?と思っていたが、実際見るとそうでもない。手放しにハッピーエンドとは言えないが、バッドエンドでもない。やるべきことをやって事件解決、という感じ。見るときの気分によっても印象が変わりそうだ。
全体的にシリアスな空気が漂っているが、まあ何とかなるだろうという雰囲気も感じる、ねずみ男なんかの存在のおかげか?
映画終盤、深刻な場面なのに思わず笑ってしまうようなシュールなカットが少しだけあった。
エンドロール中もストーリーが進むという、あまり見たことがない演出。
スパっとした終わり方が最高な映画だと思う。1993年に公開されたアニメ映画『獣兵衛忍風帖を彷彿とさせるような思い切りの良さ。

出来ることならテレビアニメ版(6期)も見放題配信に追加してほしかったけどそれはわがままか。テレビシリーズも少しだけ目を通してたから見返したかった。


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