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話題の映画にハマれなかった時の悔しさ

『サイコ・ゴアマン』という映画がある。2021年に公開されたコメディSFなのだが、私はこれにハマれなかった。上映当時、漫画『チェンソーマン』の作者である藤本タツキ氏が評価しているのを見て、興味がポッと湧いていたのだけれど、残念なことにサブスクで視聴しても、あまりピンとこなかった。もしかしたら映画館で見たら印象が変わるかもしれないが、それはたらればの話でしかないので捨て置きます。
この、話題になった映画を見た時に、自分が作品にハマれなかった時になんとも悲しい気持ちになってしまう。個人が世の中の全部の映画にハマるというのは不可能だというのはもちろん理解しているつもりなのだけれど、なんだかもったいないような悔しいような、蚊帳の外にいる感。逆に自分が好きな映画が話題にならなかったり、評価が低いと、そうなんだ?という気持ちにはなるが、そこまで強い悲しみにはならない。世間的には評判の悪い映画の良いところを自分だけは理解している、という優越感みたいな気持ちがあるのかもしれない。

こういった話題を書いて思い出したのが、映画『武器人間』だ。インターネットのいかにも映画好きな人たちが口々に高く評価していたので、事前情報をあまり見ずに視聴したのだが。この映画は本当に私に合わなかった!!
とにかくグロテスクで終盤は画面を見れないぐらいだった。しかも字幕版で見たものだから画面を隠すと何言ってるのか全く分からん!!
字幕だけ確認するために画面の下だけちらっと見ると、ちょうど嫌な場面がチラ見えして血の気が引く。
割と、世界で一番苦手な映画かもしれない。好きな人には申し訳ないけど。
私はどうしてもグロテスクな描写には慣れないんだ。チェンソーマンぐらいの描写なら大丈夫だけど、でもアニメ版は描写がきつくて目を逸らす瞬間がちょいちょいあったな。
あの日以来、私はSNSで見かける映画通みたいな人の意見に警戒するようになった。

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