セルフデートのすすめ❸(淡路島洲本)
「思い癖」は、誰しも持っているものと思う。
すごい昔からあって、それが癖であることさえ気づかない、化石のような癖から、大人になってから現れた、比較的新しく自覚のある癖。
それがストレスの元凶だったり、
自分で自分の首をしめているものであったり。
ひとつやふたつではなく、
きっとみんな複数持っているものだろうと思う。
先週のわたしのスケジュールは楽しいもので、
☆木曜日は残業消化のフレックス →須磨離宮公園へ花見散歩
☆土曜日 →空き
☆日曜日 →午後から友達と花見(飲み)
土曜日は、淡路に行きたい、とふっと思う。
良い天気らしいし、暖かいらしいし。
いや、でも、今週のわたしは遊びすぎだ、楽しみすぎだ。
と、無意識にセーブをかける。
でも淡路は今週を逃したら、なかなか行けないな、
ともやもや考えていたら、思い当たる。
え?
なんで楽しんだらいけないの?
なんで遊んだらいけないの?
なんでセーブしようとするの?
と、自問したら、
やはり考えの癖。
以前もちらっと書いたけれど、
昔、わたしの家族はお金にいつも困っていた。
旅行行くのも楽しむのも、どこか罪悪感を抱えていた。
こっそり遊んでいたような気がする。
見つからないように、内緒にして。
ああ、そうか。
その考えの癖の名残か。
思い至って、わたしは納得し、リトルに言う。
「土曜日、淡路行こう。そういえば寒いとき、言ってたな。桜が咲いて、暖かくなったら淡路行こうって」
思い出せてよかった。
だって、リトルとの約束が、わたしは何よりも大事なのだから。
そして、今回は「セルフ」とも言い難い。
IKEAの特大エコバッグにあーちゃんが入ると知ってからは、
ごくたまに外に出している。
風呂敷で姿を隠して、、、。
ごめんよ、あーちゃん。
あーちゃんを世間にオープンにできるほど、
まだわたしは振り切れてないわ!笑
淡路島洲本に着いてから、ひとつ面白いことがあった。
横断歩道を1/3ほど渡ったところで、左から白のセダンが。
普通は歩行者を優先してストップするが、
そのセダンは止まらず車を優先させた。
わたしは「あーあ」と思う。
「アホだね」と思う。
なぜなら、わたしに隠れて運転手は見えなかったかもしれないが、
数メートル後ろに白バイがいたのよ。
横断歩道を横切ったとたん、フォンフォンフォンフォンと白バイのサイレンが鳴り、もう一台いた白バイもどこからともなく出てきて、
セダンは両サイド白バイに囲まれ止められてた。
わたしはもう一度、アホだねぇとつぶやきながら、
ほくそ笑む、という言葉にぴったりな、
シニカルな笑顔が自然と出た。
ふふふ・・・
さぁ、もとい、
それでは、
洲本のお散歩、一緒にお楽しみください^^
大浜海岸でゆっくりして、
市役所近くの産直で買い物をして、
いつもの行程は、その後商店街のカフェに行って、
ケーキセットをいただく、というのが定石。
それがなんとなく飽きたというか、いいんだけど、
しっくりこないというか、モヤっとした。
あれまぁ。
しょうがないな、リトル。
そうかい。
じゃあ、商店街には向かわず、やっぱり癒される海のほうに行こうか?
と、リトルと話しながら、
はじめて通る道を歩きながら海に向かっていたら、
グランドのフェンスから桜の花びらがひらひら舞っていた。
わたしはフェンスの通りを、桜を眺めながら歩いた。
すると、真正面に神社があり、大きな桜の木があるのが見えた。
わたしは迷いなくその神社に向かって歩き、
神社というのに誰も来ない、
明るいのに静かな場所で、
はらはらと桜の花びらが散っていくのを、しばらくぼうっと眺めた。
花びらが散るのを眺めながら、
あ!と思い至った。
「桜が咲くときに行こうね」
わたし、そう言っていた。
その言葉の真意は、「淡路で桜を見ようね」、だ。
リトルに案内されて、
偶然にも、淡路で桜がはらはら散るところを見れた。
ありがとう、リトル。
絵が間に合わなかったけれど、
みんなでぼーっと桜を見ている光景、描きたいなぁ。
つくづく淡路は、わたしにとって少し不思議な場所というか、
リトルから良いも悪いもギフトを受け取る場所です。
きっと、また行こう。
そして、おまけ。
日曜日の明石城公園は、こちらも花びらがはらはら舞い、
とても美しかったです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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