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炭酸吸い
2023年11月23日 18:58
ドアのガラガラ鐘が鳴ったので視線を流すと、誰もいないなと恋愛小説に視線を戻し、しかし「にーにー」と煩い鳴き声がするので身を乗り出す。 小綺麗な礼服を纏う、二足歩行の猫がいた。 人語が達者なようで、彼は妖精猫の王子様だと言う。「双子の兄を殺したいにゃ」「うちは殺し屋雇ってませんよ」「妖精猫を殺すマタタビとかないのかにゃ?」「しつこいなーもう。どうしてお兄さん殺したいのさ」「王位継承式