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本を開くと

真っ白な紙が綺麗に重なって
文字が羅列され、
表紙という2枚の紙に挟まれて。 

真っ白な紙は文字で色んなことを知る、
正しいことも間違ってることも。
刻まれた文字は訂正されるのは難しい。

何度も間違えては消してを繰り返すと
文字は間違えないように羅列しようと頑張る。

10枚、20枚……100枚

まるで人間と同じだ。

1ページの物語は世界に一つしかない。

途中で破かれたり、本棚の肥やしになったり、
ハプニングがあるかもしれない。

ただ私は本を手に取るひとりとして
暖かい心を持って読みたいと常に思っている。





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