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【讃美歌とクラシック④】讃美歌267番(旧)シンセサイザー

マルティン☆ティモリ
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ドイツの宗教改革者マルティン・ルター(歴史上の有名人!)の作詞作曲による讃美歌「神はわがやぐら」。

讃美歌とクラシックの関係は、クラシック音楽を転用して讃美歌に仕立てたものと、先に讃美歌がありこれをクラシックの作曲家が引用したものとがありますが、これは後者に当たり、このメロディはバッハのカンタータやメンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」で用いられています。

このメロディを初めに聴いた時の記憶はなく、何となく知っていたという感じですが、聴いて初めて感動した瞬間は覚えています。ストコフスキーがバッハのコラールをオーケストラに編曲したLP、それは静かに始まり次第に音量を増していって最後の和音のところでトランペットがパーンと澄んだ音を響かせる何とも素晴らしいものでした。

ストコフスキーの編曲からはどこかローエングリンとか聖杯とか言う言葉を思い出させる神秘的な印象を受けたのですが、讃美歌の方は歌詞もそうですがもっと力強く、さすが宗教改革者の手になるものだけにちょっと闘争的なものを感じさせるような曲調となっています。

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