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【がん経験談インタビューNo.8】左乳がん経験者 みゆさん |ステージ3 仕事についても

こんにちは、まいです!
今回は乳がんを経験されたみゆさんのインタビュー記事になります!

お仕事にもこれから復帰される治療中のみゆさんのお話になります。

治療だけでなくお仕事についてもお聞きしたので
仕事あるけど病気になって悩んでいる方にぜひ見ていただきたいです。

さっそく紹介していきますね。

1.2023年1月20日・きっかけ

インフルエンザの注射を打った際、ワキが痛くて触ったらしこりが見つかったことがきっかけでした。

その後、かかりつけの病院に行き、紹介状を書いてもらい総合病院に行きました。

ちなみに会社のマンモ検査は5年に1度だったので
4年前に検査したっきりの状態でした。
総合病院でエコーをしてもらったところ

4.7cmのしこりが見つかりました。
また、嚥下リンパ節への転移もこの時点で分かり、

ステージⅡBだと告知されました。
いつから腫瘍があったのか不明で4年のうちに進行が進んでいたようです。

2.2023年2月下旬・抗がん剤開始

2/23から抗がん剤を開始することになりました。

2種類(ECとドセタキセル)の抗がん剤を4クールずつ行う予定でした。

ECは吐き気リスクが高いので3週間に1回、
2泊3日の入院で4クールを無事受けることが出来ました。

コロナが流行していた時期だったので
白血球を上げるジーラスタという注射を退院翌日に打ちました。

副作用としては
脱毛、浮腫み、味覚障害、倦怠感、関節痛などが起こりました。

脱毛は、1回目の抗がん剤の2週間後から始まり
3週間後にはほとんどの髪の毛が無くなっていました。

ドセタキセルは吐き気のリスクが低いとのことでしたが
1回目は入院して投与していました。

この時は、コロナも落ち着いてきたため
白血球を上げるジーラスタは打たなかったそうです。

副作用としては、しびれ、倦怠感、爪の変色がありました。

5日後に熱が出たので病院に行き、グランという白血球を上げる
注射を打ちました。

その後も微熱があり、咳が止まらないため、病院に行ったところ
間質性肺炎と診断され、緊急入院になり、

抗がん剤は中止し、2週間入院しました。

3.2023年6月下旬・手術


ドセタキセルが中止になったため、手術が前倒しになりました。

そして、6月28日に手術をしました。

手術では、左胸全摘と嚥下リンパ節の摘出。
リハビリは、術後1日目から開始しました。

腕がつっぱって上げにくい状態になり
術後1日目から8,9回リハビリをしていました。

家では、自主的に
肩を上げ下げするリハビリもしているそうです。

4.2023年8月・抗がん剤+ホルモン剤服用開始

肺炎の原因になったドタキセルは使えないため
エスワンタイホウという経口タイプの抗がん剤とホルモン剤の服用を
始めました。

ホルモン剤5年、エスワンタイホウを

1年間、18クール飲む予定で始めました。

2週間服用した頃に1週間休薬する形で飲んでいました。

そして、病理検査をしたところ
がんは消滅していない状態だと言われました。

グレードも聞いたところ、グレード3ということで
悪性度が一番高く、再発、転移のリスクも一番高いと言われました。

医師から

そんなこと気にしても何もならないよ

と言われ

後悔しないように、治療を続けよう

という話になりました。


2クール目までは、問題なかったのですが

3クール目で色素沈着がひどく休薬。

休薬したが今度は薬疹になり、休薬が続きました。

薬疹が治るのに2か月程かかり、

結局経口用タイプの抗がん剤も中止になりました。

結果
使える抗がん剤がないということでホルモン剤を
10年飲むことになりました。

ホルモン剤は子宮内膜を厚くするので一年に一度は検査が必要だと
先生に言われました。

ちなみにその時は子宮筋腫もあり、
だんだん大きくなり、貧血にもなっていた状態だったそうです。

抗がん剤をすることで生理が止まっていたので
今のところは大きくなっていないはずと思い

万が一、生理が来たらリュープリンの注射が必要だと
言われている状態になっています。

5.遺伝子検査

陽性だと卵巣がんのリスクがあると知り、
抗がん剤(EC)をしている際に遺伝子検査をしましたが
無事陰性でした。

陽性だと

・卵巣がんになるリスクが高い
・再発、転移の可能性が高い
・もう一つの胸も乳がんになりやすい

というリスクがあります。

もし、陽性だった場合
遺伝子絡みについては他の病院に行かないといけないところでした。

せめて2年に一度乳がん検診をしていれば
もっと初期で見つかったと思った経験から

会社の健康診断だけでは分からないことが沢山あるので
自分から特定検診を受けることも大事だと感じたそうです。

もし、異常がなかったとしてもそれはそれでいい。
見つかるなら早く見つかった方がいい。
何か気になるときは早めに検査が大事だと伝えてくれました。

6.仕事

術前抗がん剤が始まるタイミングで休職し、傷病手当金を貰っています。
今は在宅でできるwebライターの副業をしています。

あまり大きい金額になると傷病手当金がもらえないので
月2~4万円ほどまでの副業をしています。

ちなみに副業(内職)をする際は

・会社の許可を貰う(就業規則で、副業が禁止の場合もあるため)
・協会けんぽに副業してもいいか確認する(自治体によって違うため)

の2つも確認することが大事です!

協会けんぽの許可を取らないと
傷病手当金がもらえなくなるリスクがあるので
協会けんぽへの確認も大事とのことでした。

社会保険に入っていれば、傷病手当が通算1年半もらえるので
使える人は使った方がいいとのことです!

傷病手当金は書類の関係上
3月いっぱいまでになっているので
(本当は8月まで貰えますが、主治医から根拠がないと傷病手当金の用紙が提出できないため3月いっぱいで終わりという形になっているそうです)
繁忙期が終わる5月頃に時短で復帰予定になります。



みゆさん、インタビューをしていただきありがとうございました!

気になったら検査をしてみる。
お金はかかるかもしれないけど
見つからなかったらそれでいいし
見つかるなら早い方がいい

ってとても共感しました。

私も問診では異常はないと言われて
偶々検査して病気が見つかったので

気になったらちゃんと検査を受けてみる

ってすごく大事だと思います。

問診で満足するのもいいけど

自分の体は1つしかないし
自分で守らないといけないと思うので
検査してみて満足するまで確認するって大事だと思います。

貴重なお話をありがとうございました!

早く無事に治療が終わることを願っています。

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