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ベナンの小学校教育-先生-

ベナンの先生たちも忙しい。 小学校の授業は午前中が朝8時から12時まで。午後は15時から17時まで。 でも当然ながら授業だけしていれば良いわけではなくて、授業準備や課題の丸つけという仕事がある。 授業準備にはすべての授業のために指導案(略案)を書いて校長に提出しなくてはいけないらしい。 また、担任する子どもの人数が多いから課題の丸つけも大変。 以前、日曜の20時頃まで学校で働いていたと言っていた先生がいた。 先生たちの技術力であるが、子どもを集中させるのがうまいなと思う。

    • ベナンの小学校教育―概要―

      12月からアラダ市内の小学校をまわって授業を見せてもらっている。 ベナンの小学校教育の実態について、まずは小学校教育の概要から紹介したい。 教育制度 ベナンの小学校は義務教育で無償教育。 ただし教科書は無償配布されていない。 そのため、教科書を持っていない子が大半。教科書を持っていない子が多いことは先生の悩みの種でもあるよう。 一人一冊教科書があって、書き込み式のワークブックがある日本の小学生は恵まれている。 修学年数は幼稚園2年、小学校6年、中学校4年。幼稚園に通って

      • 2023年は「準備の1年」

        今年はいろいろな場所でいろいろな経験をさせてもらった。あっという間だったけどすごく密度の濃い1年間だった。 2023年のお正月はカンボジアで迎えた。去年の年末から大学の卒業式直前までの3ヶ月弱、カンボジアで英語教育のインターンをした。 4月からは小学生の時にお世話になった学童でアルバイト。5、6月には名古屋市の小学校で常勤講師として働いた。 7月中旬から2ヶ月は長野でJICA海外協力隊の派遣前訓練。主にフランス語の勉強をしていた。 そして11月からは協力隊としてベナンへ。経

        • ベナンの挨拶

          ベナンの人たちはよく挨拶をする。 「こんにちは」 「こんにちは」 「調子はどう?」 「元気です」 顔を合わせれば短くとも、これくらいの挨拶をする。 外国人である私が珍しくて話しかけてくるということを鑑みても、名前も知らない人と通りすがりに2ラリー以上の挨拶を交わすなんて、すごいことだと思う。 そして挨拶でかける言葉のバリエーションが多く、現地語をそのまま訳した故に生まれたのであろう、ベナン特有のフランス語がある。 例えば、 Tu a fait un peu? これは

        ベナンの小学校教育-先生-

          ベナン人の生活と豊かさ

          これから協力隊活動を行う任地で、二泊三日のホームステイをしてきた。 派遣されるのは経済首都コトヌーから車で1時間ちょっとのアラダ市。街の中心地から徒歩30分くらいのお宅にお世話になった。 お父さんとお母さんはどちらも校長先生。5歳から18歳までの6人の子どもがいる大家族。ベナンでは珍しくないのかもしれないが。 お父さんお母さんはとてもよくもてなしてくれて、子どもたちも私を受け入れてくれて、いろいろな話をしたり遊びをしたりと、楽しい時間を過ごした。 また、石の板と石の綿棒

          ベナン人の生活と豊かさ

          小雨季とスコール

          人生初の雨季を経験しています。 私がいるベナン南部の気候は熱帯雨林気候で、12月から3月が乾季・4月から7月が雨季・8月から9月が小乾季・10月から11月が小雨季と雨季と乾季が繰り返されます。なお、ベナンの国土は南北に長いため気候が南北で異なります。 現在は小雨季なのですが、先週は連日スコールに見舞われました。 初めてのスコールはJICA事務所にいるときにやってきました。帰ろうとしていたところだったので30分くらい足止め。雨が弱くなったところで濡れながら帰宅しました。

          小雨季とスコール

          初note。

          明後日から2年間、JICA青年海外協力隊としてベナンに派遣される。 約1週間前、noteにベナンの生活を書き残すことを決めた。 noteをやっている先輩に、まずは協力隊に参加する理由、目標、現在考える2年後のプランとかが書けるんじゃない?と言われたので、その中から二つ選んで初note。(2年後のプランはまた書きたい) 協力隊に参加する理由2022年の春、大学4年生になる直前に協力隊を受験することを決めた。 2022年の春募集は、一番早くて卒業後に派遣前訓練が始まる隊員の募