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子供を産むということ

私はアラサーだ。
この年になってくると、子供を産んでいる友達が増えてくる。

私は子供が好きだ。
小さくて可愛い。
守ってあげたくなる、大事な存在。
いつか、私も産みたいなと純粋に思っていた。

しかし、最近は産まない方がいいのではないか、と思うことが増えてきた。

生活環境の不安

私のパートナーは転勤族だ。
今後どうなるか分からないが、私の仕事が不安定になる可能性が高い。
そうなったとき、子供が成人するまでの教育資金を貯めることができるのか不安である。
今までは転勤族でもなんとかなる家族が大多数だったと思うが、物価高、老後資金問題…お金の不安は尽きない。
また、転勤族ということは子供を連れて転勤しなければいけなくなる可能性もある。
転勤によるストレスはどれほどのものになるのだろう。

子供を育てるという責任

二つ目は、私に子供を育て上げることができるのかということ。
正直、私は私が一番大事だ。
自分のやりたい事をして生きていきたい。
孤独は嫌だが、一人の時間は欲しい。
しかし、子供が生まれたら嫌でも子供が最優先の生活になる。
プライベートなんて、ないに等しいだろう。
今まで30年近く自分本位の生活をしてきた私に、その生活は耐えられるのだろうか?
ストレスに押しつぶされ、子供に対する愛情も失ってしまったら…?
仕事と子育ての両立なんてできるのだろうか?

日本の状況

最後に、子供を成人まで育て上げることができたとしても、その時の日本の状況はどうなっているのだろうか。
今以上に増税、少子高齢化が進み、移民が増えて治安も悪くなっているかもしれない。
若者たちの負担はどんどん増えていっているかもしれない。
その時、自分たちの子供はこの世に生まれてこれて良かったと思える世界なのだろうか。
自分の子供には幸せになってほしい。
ただ、生きるだけでつらい未来が待っているのなら、産まない方がいいのかもしれない。

できることなら産み育てたい、けど

未来はどうなるか分からない。
しかし今の環境は、子育てするにはかなりハードルが高い。
少子化になる理由が良くわかる。
私のこの産みたいと思う気持ちは、おそらく本能的なもの。
しかし人間には理性がある。
私のように色んなことを考えて、産みたいけど子供をあきらめる人もたくさんいると思う。
どうか、そんな人たちが報われるような社会環境になってほしい。

この先、私がどんな選択をするかはわからない。
けれど後悔しないように生きたい。
せっかく生まれてきたのだから。

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