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「不倫は当事者間の問題で外野が口を出すな」に反論したい

本日、国民民主党の玉木代表が不倫していたというニュースが報道されました。

私は国民民主党を応援していましたので、この件はかなりショッキングでした。

しかし、よりショックだったのは、彼の不倫を擁護するような論調があまりにも多かったことです。

特に「不倫は家族間の問題なんだから外野は黙ってろ」「奥さんに謝罪して許されたなら終わり」という内容がほとんど。

この意見は、玉木氏に限らず芸能人の不倫報道などでも多く見られるものです。

しかし私は常々「この論調はおかしくないか?」と考えていたので、この記事で反論してみたいと思います。

不倫は本当に当事者間だけの問題なのか?

不倫は当事者間だけの問題。

これは、単純に法的な問題として捉えるならその通りだと思います。

不倫した相手に慰謝料を請求するなり、離婚を要求するなりできるのは、間違いなくそのパートナーだけです。

しかし私が述べたいのは、「不倫は恋愛という場における治安や秩序を乱していないか?」ということです。


不倫はそもそも不法行為

そもそも、不倫は不法行為です。

刑事罰ではないので前科などはつきませんが、法を犯していることは間違いありません。

単純に遵法精神を逸脱していると人間がそこにいるんです。

それを失念してる人があまりに多くないでしょうか。


不倫は心の殺人

よく不倫された側の痛みの例えとして、「不倫は心の殺人」という言葉が挙げられます。

実際、不倫された人は精神科へ通うようなことも珍しくないそうです。

ご飯が喉を通らなくなるとか、眠れなくなるとか、何年も経ってもフラッシュバックして忘れられないとか。

これってつまり、不倫は相手の心を欠損させてるってことなんじゃないでしょうか。

もし他人が人の腕を切り落としてたとして、それを「当事者同士の問題」って言えますか?

心を欠損させるということについてはなぜこんなにも軽く考えられるんでしょうか。

殺人や暴力がダメだと明確に言えるのは、自分が殺される可能性があるからですよね。

なのになぜ、不倫においてはその観点が抜け落ちるんでしょうか。

他人の不倫に無関心であり続けたら、「不倫しても誰にも非難されないから」と考える人はどんどん増えていくのではないでしょうか。

最終的には、誰もが「慰謝料100万円さえ払えば不倫し放題」という価値観に行き着くかもしれません。

あなたの奥さんや旦那さんがこのようなことを言い出したとして、それを許せるんでしょうか?

「他人の不倫なんてどうでもいい」なんて言い続けていたら、あなたのパートナーも不倫に走るかもしれないということは想像できないでしょうか?

私はパートナーに不倫なんて絶対されたくないし、自分も絶対不倫をしたくありません。

だから不倫は絶対にダメという論調が当たり前になってほしいと願ってるのです。


これから結婚しようとしてる人たちへの影響

不倫した人たちを擁護したり無関心でい続けたら、これから結婚しようとする人たちは不安になりませんかね?

「不倫が当たり前なら自分は結婚なんてしなくていいや…」なんて若者たちが考えるようになったりしないでしょうか?

少子化の原因の一旦として、みんなが不倫に寛容になりすぎてるというのは考えられないでしょうか?

こう考えていくと、私はどうしても不倫が当事者間だけの問題とは思えないのです。

もしかしてみんな不倫してるの?

一つ心配なのが、もしかしてみんな自分が浮気や不倫してるから他人の不倫に寛容なのか?ということです。

アンケートによっては5割近くの人が不倫しているというデータもあるそうです。(Xでスクショを見かけた程度ですが)

それならばこのような論調もある意味理解ができるのですが、それはそれで残念でなりません。

この国の貞操観念が本当に心配です。

もっと叩けと言いたいわけじゃない

私が言いたいのは、もっと不倫を叩けということではありません。

不倫する人を変な意見で擁護しないでほしいということです。

世間が不倫に寛容になってしまったら、私のパートナーが不倫に走ってしまうかもしれないからです。

なんでこの論調がもっと主流にならないのか不思議なんですが、私は変なこと言ってるんでしょうか?

もし「他人の不倫どうでもいい」派でこのnoteを見て、上記の意見に論理的に反論できる方がいらっしゃったら、ぜひご意見いただきたいです。

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