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今を大事に生きられるようになる思考実験


一年後あなたの人生は終わります、から始まる思考実験


一年後あなたの人生は終わります、と言われたらみなさんはどう思いますか?

一年後ではなくても、五年後でも一週間後でも明日でもいいです。とにかく、人生が終わる日、ということを明確に伝えられたとしたらどうでしょう。

私たちは無意識的にか意識的にか、自分の人生は明日も一週間後も一年後も五年後もその先も途方も無く続いていくと考えがちです。

それはごく一般的社会通念的な意識や確率的に見てそうなる人の方が圧倒的多数であることからきているのかなと思います。

現実逃避


しかし、人生が続いていくことは絶対的なものではありませんし、私たちの願望が作り出している妄想に過ぎないとも言えると思います。

ある種の現実逃避と言ってもいいかもしれません。

誰しもある日突然、何の前触れも無く人生に終わりが来ることは当然にあるのです。

命が尽きなかったとしても、例えば事故や病気で身体が思うように動かせなくなったり、思いがけないことで禁固刑を受けたり拘束されたりと活動の自由を限りなく制限されたりするかもしれません。

人生が続いていくことを前提とした人生選択


それなのに私たちは明日もその先も今日と同じような人生が続いていくと思いがちです。

目の前の日常生活を送るだけでなく、続いていくことを前提として人生のあらゆる選択をしていることも多いと思います。

例えば、キャリアやプライベートについて、具体的には仕事や結婚などについての選択ですね。

もっと粒度を上げれば、今日誰と会うのかや何を食べるのかもおそらく無意識的に明日も人生が続いていく前提で選択していると思います。

人生が終わることを前提とした人生選択


それでは想像してください。

もし明日、一週間後、一年後、五年後に確実に自分の人生が終わりを迎えると分かったらあなたが今している選択はどう変わるでしょうか。

今している仕事をするでしょうか。

一緒に時間を過ごしたい人と居られているでしょうか。

行ってみたい場所や食べてみたい料理はどんなものでしょうか。

やりたい趣味や挑戦したいことはありますでしょうか。

社会の一般常識や今の自分の立場などの諸制約を一旦リセットして考えてみてもいいと思います。

今、あなたの頭の中にあるもの、心を温かく、もしくはワクワクさせているものはどんなものでしょうか。

明日も人生は続いていくけど今を大事に生きていくことはできます


単に短期的な思考で刹那的に生きればいいということを言いたいわけでももちろんありません。

実際には私たちの人生は明日も五年後も続いていくことが多いですしね。

続いていくことを前提としつつも今を大事に生きるための選択は可能だと考えています。

このように考えていくことで本当に自分にとって大事なものが見えてくることもあると思います。

少なくとも私はそうでした。

この思考実験が皆さんの人生をより幸せなものにし、真の意味で今を生きるための一助になれたら嬉しく思います。


最後までお読みくださった皆さん本当にありがとうございます。

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