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【エッセイウィークおまけ】教育とはレッドブルだ

エッセイウィークのボツネタです。
エッセイウィークは、反応を見ながらかなり内容を変えました。なので、ボツネタがたくさんあります。

・エッセイウィークをお読み下さった方
・他人のボツネタが気になる方
・お子さんが勉強しなくて困っている方
どうぞ。

私の地元は、中程度の田舎である。

高校に行って初めて、夕方5時にどこでもサイレンが鳴るわけではないことを知った。

自分の自宅は雪が降っていて、手袋とマフラーをして高校に行くと、学校の場所は何も降っておらず、何故そんなに防寒しているのか聞かれたことが何度もある。

近所の人は、美しい自然の隣りで、

やれ、どこの誰がいい所に就職した。
あそこの子は早くに近所の〇〇と結婚してもう子供がいる。
あいつは頭は良いけど人間としてなってない。
あそこのせがれはプー太郎だ。
あそこの子供は全然家に帰ってこない。
あの家はしょっちゅう旅行に行ってて金回りがいい。

みたいな小競り合いを一生している。

どこが良いとか悪いとかはないのだけれど。
地元から出てきて、そこそこの都会に出てきた人は、何かしら地元に対して疑念を抱いている。

別に地元に悪い印象を抱いていない状態で出てきても、価値観の違いと視野の違いを誰もが気付いて、まだ留まって頑張ったり、元に戻ったり、別の場所に行ったり。

どれも違って、どれもいい。

でも。
出て行ける選択肢があるかないか、これは大きな違いだ。

恵まれてるとか恵まれてないとか関係なく、与えられたチャンスを踏み台にして頑張って、恩返しすればオールオッケー。私はそう思う。

教育と志と、根気とモチベーション。
これがあれば、きっとどこにだって行ける。
親が授けてくれる教育はレッドブルだ。
翼は自分で生やそう。

そして、授かった翼を背に、行きたい場所に行くことができた時。

そのとき、初めて、親が私に与えてくれた、教育の本当の意味を知るのだ。

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