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仕事を楽しくするのは、誰だ?!

自分だ

以上!

で終わらせたいところだけど、ここで小話をひとつ。

うちの職場では、定期的に受け入れ研修というものをやっていて、全国から希望者を募集して、数日間、この職場の仕事を体験してもらっている。

実は僕は研修担当者ではないけれど、僕がリーダーをやっている分析チームのメンバーの女性が研修担当者で、その彼女が気を利かせてくれて、僕に分析の仕事を説明する機会を設けてくれたから、さっきまで30分ほど一席ぶってきたというわけ。

この日の参加者は地域の営業所長と工場勤務の女性の2名だったけど、僕がターゲットとして狙いを定めたのは女性の方だった。

それは、彼女がまだ若いということと、

可愛かったからだ。

大事なことだからもう一度、言おう。

可愛かったからだ。

ぽて、と。

いや

さて、と。

まぁこれは半分くらいしか本気ではなくて、残りの半分は、生産現場で働いている若手の技術者だったら、自分のこの仕事は絶対に面白いと思ってくれるだろう、という自信があったからだ。

だから、急遽、彼女が働く工場の商品を対象に、その場で、いろいろな切り口で分析し始めたら、僕の想像以上に彼女は食いついてきてくれて、しきりに

「こんな楽しい仕事があったんですね~」

と目をキラキラさせながら言っていた。

調子に乗って僕が最後に「じゃあ、うちに来なよ」って投げかけてみたら、

「まだ今の職場で1年だけど、異動願い出せるかしら・・」

なんて、ロダンの考える人ポーズで悩み始める始末・・(か、可愛い)。

まぁ、半分くらいはリ,ップサービスだろうけど、残りの半分は多分本気だと思う。いや、本気であってくれ。

もちろん、こんな風に自分の仕事に興味を示してくれたのもうれしかったけど、実はそれ以上に僕がうれしかったのは、

彼女が

ちゃんと分かっている側の人間

だという風に思えたからだった。

そう、僕とは全く違う業務をしているけれど、

彼女は

仕事を楽しいものにできるのは、他の誰でもなく、自分自身だって真実

にちゃんと気付いている人だと思えたから、

「うちの会社もまだまだ捨てたもんじゃないかもな・・」

という淡い希望が芽生えて、それが素直にうれしかったのだと思う(まぁまだ若いから社畜化していないだけなのかもしれないけれど・・)。

でも、「もしかすると、彼女だったら・・」とひらめいて、その工場で長年クレームが続いているある商品に対する解決策について相談をしてみたら、本当にこちらの想定外の、そして、一発逆転ホームランみたいな回答が返ってきたから、ますます僕のテンションはあげぽよになったのだった。

そして、その勢いを借りて、仕事の合間の休み時間にこの文章を書いている。

ほとんど殴り書きだし、内容が面白いかどうかは自分でも全く分からないけれど、せめて僕のこの鼻息の荒さだけでも読者の皆様に伝わったらいいな、と願っている。





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