人生は旅だ、と言う。だけど…
う〜ん、あかんかったなあ。
昨晩は完全に自分の悪い癖が出てしまった。
会話の中で僕は時折、自分が大切にしている考えや想いを思わず力説してしまう癖があるんだけど、
それに対して、相手のリアクションが薄いと、とたんに動揺してしまい、浮足立って、なんか自分でもどうでもいいことをぺらぺら話し始めてしまうのだ。
こうなると、もう止まらない。
延々と一人相撲を演じてしまい、いつしかそんな自分に意気消沈し、挙げ句に
「そんなに反省しなくて大丈夫ですよ〜」
と慰められる始末。
本当に情けない。
しかし、いい大人がこんなことでいつまでもしょげこんでても仕方がないので、その後、一人カラオケで30曲歌い切って、なんとか気持ちを立て直すことに成功した。
そして、今朝、目覚めてから、どうしてこんなことになってしまったのか、と改めて一人反省会をしているところである。
やはり一番、大きいのは、
年齢差、いわゆるジェネレーションギャップ
だろう。
なにしろ僕は相手のほぼ2倍の年齢だから、ね。
あまりにも共通の話題がなさすぎた。
あとは、プライベートの話題のユニークさや豊かさの違い。
相手の二人は、本当に個性豊かで面白い趣味を持っているのに、僕はと言えば、最近、カレーを作り始めた、とか、ありきたりな話しか出来なかった。
それと、客観的に見て、ふたりともいわゆる美人さんだったので、
正直、話しながら、というか延々と独り相撲をとりながら(苦笑)、どうして彼女たちは、こんな金も名誉もなんにもないただのアラフィフメタボおっさんと付き合ってくれているのか、となんだかずっと狐につままれ続けているような心持ちになっていた。
うん、普通なら、絶対に交わらないはずの三人が、こうやって今いるのは、間違いなく
仕事
があったからなんだよな〜。
しかし、残念ながら、今は、僕らの唯一の共通点であり、この話題なら間違いなく朝まで盛り上がれるはずの、その仕事の話が一切できない状況なのだった。
確かに、話しながら、本当は、ずっと虚しかったし、何より自分が情けなかった。
僕がもっとうまく会社で立ち回っていたら、それこそ昔みたいに、あれこれと具体的なアイデアを出し合ったり、今度、あーゆーことやってみようぜ、とか前のめりになってみんなで熱く語り合えていたはずなのに…。
というか、
それなんだ、本当にそれだけだったんだよな
僕と彼女たちを繋ぐものは…。
でも、それはなんだか絶対的な絆のようにも思えてもいて。
そう言えば、そもそも、二人とも全く本気にしてなかったけど、僕は今回の飲み会を、事前に解散式だという風に伝えていたのだった。
確かに、これぞ、金の切れ目は縁の切れ目ならぬ、
仕事の切れ目は縁の切れ目
というヤツなのかもしれない。
ホント、我ながら根っからのワーカホリックだよなあ(笑)。
もちろん、いつかまた一緒に仕事できるように頑張るよ、とは伝えたけど、一方で、正直、この先の見通しが全く不透明なのも事実なのだ。
そして、今では、すっかり何を話していいのかすら分からなくなってしまったけど、
だからこそ、
君たちと喜怒哀楽交えてガチンコで渡り合ったあの日々は、
いわゆる
ゴールデンエイジの一つ
として
僕の心の中で永遠に
輝き続けるに違いない。
だから、本当に今までありがとう。
そして、さようなら。
これから僕は、君たちの幸せをどこかで勝手にずっと祈り続ける人になるよ。
それにしても
さよならだけが人生だ
とはよく言ったものだ。
でも、だからこそ、僕は、これからも今回みたいな素敵なさよならを出来るだけたくさん体験したいと思っている。
ああ、おら、なんだかワクワクすっぞ!
おまけ
昨日の一人カラオケ全曲リスト
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