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仕事ってこんなに楽しいんだってこの歳になってようやく気づいた件

昨日はすごく蒸し暑くて、ずっと身体中にじっとりとした汗が膜のように貼りついている様な感覚だったけれど、気持ちはそれとは真逆にとても爽やかで清々しかった。

実際、仕事を終えた後、めちゃくちゃ笑顔だったしね(笑)

だって、昨日は

めちゃくちゃ、このない頭の中を搾り出せたし、

それも信頼できる仲間たちと一緒に、

まるでエベレストの山頂みたいな前人未踏な目標に向かって

じりじりとにじり寄るような感覚で、お互いにうんうんと唸りながら知恵を出しあって、最終的にほんの少しだけど、山頂に近づいた実感が得られたのだから、そりゃあ

まあ、こんなマンガみたいな笑顔にもなるだろう(笑)

しかも、会議室から僕らが帰ってきてからも、ちょっとしたハプニング(?)がきっかけで、そこにいるみんなでケラケラと笑い合えてとても和やかな雰囲気に包まれたから、より一層僕の気分は軽くなり、まるでこのまま風船の様に空に飛んでいきそうな勢いだった。

しかし、社会人になって四半世紀以上が過ぎた今になって、こんなにも仕事が楽しいと思える日が来るなんて、まさにこれこそ究極のうれしい誤算じゃないか。

もちろん憂鬱のタネはいまだにたくさんあるし、というか、むしろ年々増えているくらいだけど、今はそれすらも一緒に笑い飛ばせる仲間がいるから、全然、平気だって思えている。

もともと楽しくないと仕事ができないワガママな性格ではあったけど、こんなにも仕事に占める「楽しさ」の割合が増えたのは本当に前代未聞の事態なのだ。

で、その理由を考えてみたら、とりあえず2つ思いついた。

ひとつは、とにかく何事も他人任せにせず必ず自分の頭で考えてから行動するようになったことだ(ちなみに今の僕にとって分からないこと、答えがないことを考えることほど楽しいことはない)

もうひとつは、当たり障りのないコミュニケーションはなるべく避けて、つまり、相手に媚びたり、その場しのぎの嘘を付いたりせずに、一緒に仕事をする人たち(一緒に仕事をする気がない人または対話の土俵に乗ろうとしない人たちは除く)に対しては、必ず一対一で、自分の仕事に対する想い、考え方、アイデア、知識を惜しむことなく洗いざらいに、そして、できるだけ丁寧に伝えるように心がけたことだ。

それをしたところで僕の会社からの評価は一向に良くはならなかったけど、一方で現場で一緒に働いているほとんどの人たちは僕の味方になってくれたという手応えはある。

これもまぁ今までになかった状況かもしれない。

というのも、昔から僕は仕事を頑張りすぎるくらい頑張るタイプだったけど、気づいたら職場の中で孤立してしまうことが多かったからだ。

それは僕が「なんで自分だけ・・・。」とどこかで不貞腐れた態度を取っていたからだと思う(善意で「なんでおまえばかり・・・」と言ってくれるベテラン技術者の先輩の存在は、今思うと、申し訳ないけど、完全に火に油を注いでいたと思う(苦笑))。

けど、よくよく考えたら、僕は自分が好きで仕事を頑張っているだけだし、しかもなかなか歯止めが利かない特異体質の持ち主なのだから、他のみんなのことをどうこう言うのは全くのお門違いなのだ。

そのことに気づいたら、今までおんなじ顔に見えていたみんなの顔がそれぞれちゃんと個性があるその人の顔として僕の目の前に現れたんだよね。

そして、それぞれ僕と違ったやり方、能力やスキルで、僕と同じ目標に向かって頑張っている人たちもちゃんといるんだって当たり前の事実にも気づけたのだった。

だから、今の僕は、そんな気の置けない仲間たちと共にお互いに切磋琢磨しながら、でも基本は笑顔を浮かべながら、そして、地にしっかり足をつけながら仕事ができている。

うん、「もう僕は一人じゃない」って毎日、みんなに感謝しながらね。

そりゃあ楽しくて仕方がないのは当たり前だのクラッカーというやつだろう。

なんて言いながら、実はそんなみんなと働けるのもあと半年ばかしだったりもする。

そして、その選択をしたのは他の誰でもなく僕自身なのだった。

でも、だからこそ、人生って奥深いものだって、心から言える自分もいる。

というわけで、

さぁ、今日もこれから頑張っていきまっしょい!

しょい!


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