エギング上級者になる為のステップ15【シャローを釣ろう】
僕のような初心者が上級者になる為の道しるべ。
その為に必要なステップを一から親父に教えてもらおうと思います。
登場人物
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
今日はシャローの釣り方について教えて欲しいんだけど、いいかな?
親父:
もちろん。
クロ:
シャローってさ、藻があって、浅くて、根掛かりしそうな場所だよね?
親父:
そうだな。
クロ:
正直、普段と同じ釣り方が出来ない感じがして、あまりいいイメージがないんだけど?
親父:
確かに、シャローを嫌う人は多いかな。
理由はやっぱり根掛かりで、エギのロストを嫌うからなんだけど、最近は釣り人も増えてきているからね、こういう人が嫌うポイントを打って行かないと、数は伸びないかもしれないね。
クロ:
そうなんだよね。
それは分かっているんだけど、やっぱり根掛かりを心配してしまうんだよ。
正直、イカを数杯釣って、エギを数個ロスしてたら、意味がないって思ってしまう。
親父:
確かにクロが言う通りだな(笑)
じゃあ、ロスしないような釣り方をしないとな。
クロ:
そんな釣り方ってあるの?
【シャローは見ながら釣る】
親父:
根掛かりしない釣り方はあるよ。
それは、エギを見ながら釣る事だよ。
クロ:
え~、それって解決策になってないような気がするんだけど?
親父:
そうか?(笑)
でも、準備は必要かな。
準備するものは、サングラスだね。
クロ:
親父が使っているサングラスはタレックスのイーズグリーンだっけ?
親父:
うん、そう。
だけど、タレックスじゃなくても、いいサングラスはいっぱいあるからね、水の中がはっきり見えて、比較的明るく見えるものがいいと思うよ。
クロ:
タレックスのイーズグリーンってそんな感じがするよね。
海の中はクッキリ見えるし、夕方になって暗くなってきても、全然大丈夫。
親父:
そうだな。
だから、そういう機能があれば、サングラスなんて何でもいいよ。
でも、サングラスはすごく重要だから、ここでケチったら絶対ダメ。
クロ:
タレックスはレンズ交換だけで1万円くらいだっけ?
親父:
そうだな。
だから、自分の持っているサングラスを持ち込んで、レンズだけ交換して欲しいと言えばいいんだよ。
そうすれば、1万円ちょっとかな。
クロ:
なるほどね。
で、そのサングラスが用意出来たとする。
これで準備オーケーなんだよね?
親父:
うん、その通り。
これで準備万端。
ここから釣りに入って行くんだけど、大切なのは藻をしっかり見る事。
どこに藻があって、藻までどれくらい水深があるのか。
それを見ながら釣って行くんだ。
クロ:
藻の観察が大切って事?
【藻の上はこう釣る】
親父:
そうだね。
サングラスが用意出来て、藻の観察が終わったら、ここからは実際に釣って行くよ。
もっとも重要なのは、藻の上をどう釣るか、って事。
でも、基本的に藻の上はやり過ごすんだね。
つまり、釣らないんだ。
クロ:
そうなの?
藻の上をどう釣るか、って言うから、藻の上でも釣る方法があるかと思ったよ。
親父:
ごめん、ごめん。
説明が足りなかったな。
藻の上ってのはね、あまり釣れないんだよ。
どちらかと言えば、藻と藻の切れ目が釣れるんだね。
でも、藻の上がノーチャンスかと言うとそうではなくて、藻の上はイカを誘い出す為の重要なポイントなんだ。
クロ:
つまり、藻の上では釣らないけど、藻の中にいるイカに対してはアピールし続けているって事?
親父:
そうなんだ。
だから、藻の上は基本ショートジャークでやり過ごすんだけど、ただやり過ごすのではなく、イカにアピールしながらやり過ごすんだよ。
クロ:
なるほど。
それなら分かるよ。
でも、藻の上でどうやってアピールするの?
普通ならアピールと言うとエギをダートさせたりするけど、藻の上だとそれも難しいんじゃない?
親父:
どうして?
クロ:
だって、絶えずラインを巻かなきゃ、エギが沈んで根掛かりしてしまうじゃない。
親父:
その通り。
だから、基本はショートジャークなんだ。
ショートジャークなら常にラインを巻いているから、エギは沈まない。
ただし、ショートジャークを普通にショートジャークすると、通過スピードが速すぎてアピールが足りないんだ。
だから、竿の振り幅の大きなショートジャークをする。
ここがポイント。
クロ:
なるほど、以前やったダートさせるショートジャークだ?
親父:
うん、その通り。
それなら、エギを沈ませないで、藻の中にいるイカにアピール出来るでしょ?
クロ:
なるほど。
あのテクニックはここでも役立つんだね?
親父:
うん。
だから、ショートジャークにも使い分けが必要なんだよ。
クロ:
そっか、分かったよ。
【藻と藻の切れ目】
親父:
次は、藻と藻の切れ目。
実は、イカを釣るポイントがここになるんだね。
クロ:
藻の上ではなく、藻と藻の切れ目でイカにエギを抱かせるんだ?
親父:
うん、そういう事。
イカがエギを抱くのは、フォールの瞬間がもっとも多いってのは、これまでにも説明したよね?
つまり、藻と藻の切れ目で、エギをしっかりとフォールさせてやるんだよ。
クロ:
藻の上ではショートジャークだけだから、エギを沈められないもんね?
親父:
そういう事。
だから、藻の上はアピールの場と割り切って、藻と藻の切れ目でしっかりとフォールさせてやる。
そうすると、抱きたくても抱けなかったイカが、チャンスと思って抱くんだね。
クロ:
なるほど。
すべてのセクションで釣ろうと思うのではなく、自分の中で釣るポイントを決めて釣るんだね?
親父:
そう。
誘うセクション、抱かせるセクションと決める事で、アクションにもメリハリがつけやすいだろ?
クロ:
なるほどなぁ。
でも、1つ聞いていい?
親父:
ん?
何だ?
【手前までおびき出す】
クロ:
シャローの釣り方は分かったよ。
でも、そんなに遠くの海の中までは見えないでしょ?
この釣り方って、あくまでも海の中も自分のエギも見えている事が前提じゃない?
それってどうなの?
親父:
なるほど。
もっともな意見だよな。
クロが言いたいのは、じゃあ、遠くは釣れないの?って事だろ?
クロ:
うん、そう。
親父:
実は、遠くだって釣れる。
でも、クロが言う通り、遠くの海の中までは見えない。
だから、遠くに投げて着水したら、見える場所まで、ショートジャークだけでエギを引っ張ってくるんだよ。
クロ:
その間は釣らないの?
親父:
そう、釣らない。
あくまでもイカにエギを見つけてもらって、手前の見えるところまでおびき出すんだよ。
そして、見える場所でフォールさせてあげる。
ずっと追いかけて来たイカからすれば、ようやく餌を捕まえるチャンスが訪れた訳だからね、もう速攻で抱くよ。
クロ:
なるほど~。
見える場所まで誘い出して、根掛かりのない場所でフォールさせるんだね?
親父:
うん、そう。
シャローはね、すべての場所で、同じように釣る事は出来ない。
だからこそ、見える場所で勝負するんだよ。
ただ、遠くても藻の切れ目が見えるなら、手前と同じように釣れるからね。
そこは自分で判断して。
クロ:
うん、よく分かったよ。
親父、今日もありがとう。
親父:
はいよ。
まとめ
① シャローは見ながら釣る
② 藻の上はこう釣る
③ 藻と藻の切れ目
④ 手前までおびき出す
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