エギング上級者になる為のステップ14【防波堤はどこから攻める?】
僕のような初心者が上級者になる為の道しるべ。
その為に必要なステップを一から親父に教えてもらおうと思います。
登場人物
クロ・・・エギングを始めたばかりの初心者
親父・・・エギング歴15年のベテランエギンガー
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
今日はエギング上級者になる為のステップ14なんだけど、ぼちぼち実戦に入りたいんだ。
例えば防波堤はどうやって釣るだとか、磯はどうだとか、サーフはどうだとか。
親父:
なるほどね。
じゃあ、初回は初心者にも優しい防波堤から行こうか。
クロ:
うん、頼むよ。
親父:
まぁ、防波堤と一言で言っても、色んな防波堤があると思うんだよ。
それをひとまとめにして話す事は、ミスリードをしてしまう可能性があるからね、例をあげて説明して行こうかな。
クロ:
そうだね。
親父:
じゃあ、例に挙げるのはこの防波堤。
どこにある防波堤なのか、何も知らないんだけどね。
これを例に挙げて説明していくね。
クロ:
了解。
親父:
まず、防波堤で狙って欲しいのは、流れに変化が出る場所なんだ。
もちろん、潮の流れにもよるんだけど、この写真で行けば、黄色の①②は特に影響を受けやすい。
障害物の切れ目は、どうしても流れに変化が出やすいんだよね。
クロ:
でも、潮の流れによっては、変わるんでしょ?
親父:
その通りだね。
例えば、正面から潮が入ってきているなら、黄色の①や水色の①は流れがない場所になる。
つまり、他の場所とは明らかに変化があるよね。
クロ:
じゃあ、左側から潮が入っていれば?
親父:
その時は、黄色の②③、水色の③が明らかに変化のある場所になる。
クロ:
なるほど。
親父:
防波堤の基本は、こういう流れに変化の出る所。
これが1つ。
クロ:
他には?
親父:
うん。
もう一度よく写真を見て。
そうすると、海底に模様のようなものが見えるよね?
つまり、海の底に障害物や藻のようなものがあるかどうかが分かる。
この写真を見ると、その濃淡が見えるでしょ?
クロ:
うん、見えるね。
黄色の①⑤より手前は何もないし、それよりも奥は、濃淡はあるものの、手前よりは色が濃い。
親父:
そうだね。
この色の薄いところはイカが少ないんだ。
逆に、色の濃い部分はイカが多い。
そして、ここが重要なんだけど、色が濃いだけではなく、薄いところと濃いところの境目が狙いどころなんだ。
クロ:
濃いだけじゃダメなんだ?
親父:
そうだね。
何もないよりはいいけど、濃いだけよりも、濃いと薄いの境目がいい。
だから、こうやってグーグルマップで確認しながら釣るのもいいよ。
クロ:
なるほど、グーグルマップかぁ。
他には?
親父:
次は単純に障害物周り。
黄色の①②③、水色の①②③④だね。
これは単純に魚が寄るからね。
自ずとイカも寄るんだよ。
クロ:
他には?
親父:
後は船道。
黄色の④だね。
浅い海の場合は、この船道だけが深いんだよ。
この深い場所と浅い場所の境目もポイントになるんだ。
クロ:
なるほど。
こうやって見ると、ポイントって意外と多いんだね。
親父:
そうだね。
ただ、その日の海の荒れ具合や、潮の流れによって、このポイントにも順位がつくんだね。
だから、その日の状況を考えながら、ポイントを選ぶといいよ。
クロ:
人がいなければゆっくり選べるし、順に打っていってもいいんだけど、休みの日なんかは人も多いだろうからね、どこか1か所を選ばなきゃいけない。
難しいね。
親父:
そうだな。
普通は防波堤の墨跡を見ながら釣り座を構える事が多いけど、それがすべてではないからな。
自分で考えてポイントを選ぶ事も、上級者になりたいなら重要な事だよ。
クロ:
ちなみに、親父ならどこを打つの?
親父:
そうだなぁ、俺なら黄色の①②。
反対の防波堤なら水色の③あたりを打ってみたいかな。
クロ:
そこが一番釣れる?
親父:
いや、それは分からない(笑)
分からないけど、一番興味が湧くのはそこかな?
クロ:
分からないんだ?(笑)
僕なら黄色の②④かな。
やっぱり防波堤なら先端がいいような気がしてしまう。
親父:
そうだな。
それだけ海に突き出しているからな、そういう選択もありだよ。
クロ:
親父はどうやって選んだの?
親父:
黄色の①②はやっぱり変化のある場所。
①は藻の切れ目でもあるしな。
水色の③は上手く行けばイカが溜まりそうだし、変化もある。
クロ:
なるほどね。
でも、こうやって見ていると、釣りたくなってしまうね(笑)
親父:
そうだな(笑)
実際のポイントは釣ってみないと分からないけど、防波堤でポイントを選ぶ際は、こうやって選んでるんだ。
クロ:
うん、なるほどね。
もうポイントになりそうな場所はない?
親父:
後は、海の底の障害物や防波堤の内側かな。
海の底の障害物はポイントへ通わないと分からないけどね。
後は漁港内だな。
外がダメな時は、一応打った方がいいよ。
流れを完全に嫌う時もあるからね。
クロ:
それでおしまい?
親父:
いや、本当はこれに潮目が出たりするからね、この写真ではまったく見えないから考慮に入れなかったけど、本来なら潮目も大切な要素だよ。
クロ:
あ、そっか。
忘れてたよ。
それらをトータルで考えるって事だね。
親父:
うん、そうだね。
クロ:
うん、よく分かったよ。
親父、今日もありがとう。
親父:
はいよ。
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