【初心者向け】アタリの見極め方
皆さん、アタリの見極め方って知っていますか?
僕もまだすべてを知っている訳ではないのですが、今日はアタリの見極め方について訊いてみたいと思います。
これが分からなければ、イカを逃がしてしまうかもしれないですからね。
登場人物
クロ:
今日もよろしく頼むね。
親父:
はいよ。
クロ:
今日はアタリの見極め方について教えて欲しいんだ。
【アタリを取る方法は大きく分けて2種類】
親父:
なるほど、了解。
まず、アタリを取る方法には大きく分けて、2種類あるんだ。
① ラインでアタリを取る方法
② 竿でアタリを取る方法
クロ:
なるほど。
2種類のアタリの取り方は、どちらでもいいの?
親父:
うん、どっちでもいい。
でも、それぞれにメリット、デメリットがあるからね、まずはそこから話して行こうか。
クロ:
うん、お願い。
親父:
① ラインでアタリを取る
ラインでアタリを取るメリットは、ラインを張らずにアタリを取る事が出来るので、イカがエギを引っ張った際、違和感をまったく与えない。
つまり、バラシが減るんだよ。
デメリットは、夜。
アタリを取る為にラインを見たいけど、そのラインが見えにくくなるんだ。
だから、夜には不向きなアタリの取り方と言えるね。
クロ:
なるほど。
親父:
② 竿でアタリを取る
竿でアタリを取る場合は、ラインを張るでもなく、緩めるでもないくらいにする。
これが前提なんだけど、そうすると、イカがエギに触ると、手に触った感触が伝わって来るんだよ。
つまり、竿でアタリを取るメリットは、暗い夜でもアタリを取る事が出来るという事。
デメリットは、ラインをギリギリまで張っているので、イカが強くエギを引っ張った場合、イカに違和感を与えてしまうんだね。
つまり、バラシが増えるという事。
これがデメリット。
クロ:
なるほど、どちらのアタリの取り方にも、長所と短所があるって事なんだね?
ちなみに、親父はどうしてるの?
親父:
俺の場合、昼はラインでアタリを取ってる。
夜は竿でアタリを取ってもいいんだけど、人がいなければ、ライトでラインと海面の接地点を照らし、ラインでアタリを取っているよ。
クロ:
なるほど。
状況によって、アタリの取り方を使い分けすればいいんだね?
親父:
うん、そうだね。
クロ:
ちなみに、ラインでアタリを取る場合、どうやってアタリを見極めるの?
【ラインでのアタリの見極め方】
親父:
ラインでアタリを取る場合に覚えて欲しいのは2つ。
① ラインが走る
② ラインが止まる
クロ:
説明してもらえる?
親父:
① ラインが走る
まず、ラインが走る場合。
イカがエギを抱く時って、フォールの時が圧倒的に多い。
つまり、ラインと海面の接地点が少しずつ沖に向かって移動している最中。
クロ:
うん。
親父:
この最中にアタリがあると、ラインが沖に向かってスッと走る。
要は、今まで少しずつ沖に向かってゆっくりとラインが出ていたのに、急にそのスピードが速くなるんだね。
それを、「ラインが走る」と言うんだ。
クロ:
なるほど。
でも、これは比較的アタリだ、と認識しやすいね。
親父:
その通り。
ラインが走るスピードはイカの活性によってバラバラ。
速い時もあれば、遅い時もある。
でも、どちらにせよ、今までのラインの出方とは異なるという事が特徴だね。
クロ:
なるほど。
親父:
② ラインが止まる
次はラインが止まる場合。
例えば、しゃくりを入れてエギを海底から1m浮かした場合、海底まで沈むのに3秒かかる。(エギによって異なります)
つまり、ラインと海面の接地点が3秒間、沖に向かって出て行くという事だね。
なのに、2秒カウントしたところで、ラインがピタリと止まる。
これっておかしいでしょ?
本来なら3秒間沖に向かってラインが出ていくはずなのに、2秒カウントしたところでラインが止まってしまうのだから。
クロ:
確かにそうだよね?
親父:
何が起こっているかと言うと、海の中でイカがエギを抱いているんだね。
抱いているんだけど、イカはその場所から移動しないんだ。
つまり、エギを抱いたまま逃げればラインが走るけど、逃げないからラインが止まったままって事なんだ。
クロ:
なるほど。
親父:
これは、ラインが走るアタリに比べて分かりづらいよね?
初心者なら特に見極めが難しい。
でも、よくラインを観察していれば、誰でもその変化に気付くはずだから。
クロ:
僕もよくよそ見をしているけど、こういう所でイカを逃している可能性はあるね。
親父:
うん、その通り。
初心者はこのアタリを見逃している可能性がすごく高いからね、注意して欲しい。
クロ:
次は竿でアタリを取る場合だね。
【竿でのアタリの見極め方】
親父:
これは、1つだけ。
ラインテンション、つまり、ラインの張り具合を一定に保つ事。
だから、ラインが緩んできたらリールをゆっくり巻いてテンションを一定に保ってあげて。
そうすれば、必ず手に違和感が伝わってくる。
もし、イカがエギを引っ張れば、そのアタリは竿を伝わり、手に伝わってくる。
分かりづらいのは、エギを抱いたまま、その場からイカが移動しない時なんだ。
クロ:
確かにそうだよね?
エギを引っ張っていないんだから、分かるはずがない。
親父:
ところが、分かるんだよ。
ちょっと難易度が上がるし、竿の性能とも関係してしまうんだけど、実は俺たちはエギの重さも認識してる。
クロ:
エギの重さ?
親父:
そう。
エギが海底に向かって沈んで行く重さ。
その重さがフッと軽くなるんだね。
つまり、それがアタリなんだ。
クロ:
そうなの分かる?(笑)
親父:
分かるよ。
はっきり分かると言うより、違和感と言った方がいいかな。
だから、集中していなきゃダメ。
クロ:
なるほどなぁ。
でも、僕には分かるかなぁ。
親父:
大丈夫。
慣れは必要だけど、続けていれば必ず分かるようになるから。
分からないからと言って、ラインを思い切り張ってしまってはダメだよ?
張るか張らないかギリギリだから、イカに違和感を与えにくいんだからね。
クロ:
了解。
とりあえず、僕も頑張ってみるよ。
親父、今日もありがとうね。
親父:
はいよ。
まとめ
① アタリを取る方法は大きく分けて2種類
② ラインでのアタリの見極め方
③ 竿でのアタリの見極め方
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