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エギング上級者になる為のステップ13【アタリの取り方】

登場人物

クロ・・・エギングを始めたばかりの初心者
親父・・・エギング歴15年のベテランエギンガー


クロ
今日もよろしく頼むね。

親父
はいよ。

クロ
今日はエギング上級者になる為のステップ13。
結構、やったね?

親父
そうだな。
あと少し残っているけど、最後の仕上げだな。

クロ
今日は何を?

親父
今日はアタリの取り方について説明するよ。

クロ
それって以前やったよね?

親父
うん、やった。
あれをもう少し詳しくやっておこうかな。

クロ
了解。


【アタリっていつ取るの?】

親父
まず、アタリはいつ取るのか、って事。
アタリというのは、エギが沈んでいる最中に取るんだよ。
アクションを終えて、エギが沈みだしてから。
だから、自分がアクションを入れた後、ちゃんとエギが沈んでいる光景を想像していなくちゃいけない。

クロ
多くの人は、それをしていないって事?

親父
残念ながらそうなんだね。
アクションを入れる事ばかり気にしてしまって、アクションが終わると気を抜いてしまうんだね。
すごく上手そうにしゃくっている人にも多いよ。
でも、それって逆だよね?

クロ
逆とは?

親父
つまり、アクションってのは、イカの気を引く為のものじゃない?
でも、イカがエギを抱くのは、その後だよ。
つまり、アクションが終わって、エギが沈み始めた瞬間。

クロ
うん、そうだね。

親父
だったら、一番集中すべきは、アクションではなく、アクションが終わってエギが沈み始めた瞬間でしょ?

クロ
そうだね。

親父
でも、意外とみんなはその瞬間によそ見をしてたり、違う事をしてたり、視線がラインを見てないんだよ。

クロ
そっか、じゃあ、みんなはどうやってアタリを取っているんだろう?

親父
多分、そういう人はアタリを取っていなくて、しゃくった時に偶然乗ってたって感じだろうね。
アタリが出てたのに、それに気付かず、しゃくったらイカがエギを抱いてた。

クロ
でも、釣れたならそれでもいいんじゃないの?

親父
うん、確かに。
でもね、数を釣りたいなら、それじゃダメ。
なぜなら、アタリにちゃんと気付きながら釣るのと、アタリに気付かずに釣るのとでは、釣果がまったく違ってくるからなんだ。

クロ
そんなに違うの?

親父
うん、違う。
倍とは言わないけど、それに近いと思う。

クロ
そんなに違うんだったら、アタリをしっかり取らなきゃいけないよね。

親父
そう。
だからね、アクションを入れたら、絶対にラインから目を離さないで欲しいんだ。

クロ:
なるほどね、了解。
ちなみに、平時の時はラインってどうなっているの?


【アタリがない時のライン】

親父:
いい質問だね。
アタリがない時のラインがどうなっているかと言うと、徐々に沖に向かってラインが出て行くんだね。
なぜなら、エギはどんどん沈んで行くからね、沈んだ分だけ、ラインが沖に向かって出て行くんだよ。

ちなみに、エギが着底すると、ラインはピタッと止まるよ。

クロ
なるほどね。
じゃあ、アタリってラインにどんな風に出るの?


【ラインを引っ張るアタリ】

親父
基本的に、イカがエギを抱くと、その場から逃げるんだね。
だから、ラインが引っ張られて、ピンと張る。
実際は、ラインがピンと張ってしまうとイカに違和感を与えるから、ラインはたるませているんだけどね。

クロ
なるほど。
ラインが引っ張られるなら、ラインを見ていれば明らかに分かるね。


【ラインが止まるアタリ】

親父
うん。
ただ、イカがエギを抱いたからと言って、必ずしも引っ張るとは限らないんだ。
イカがエギを抱いて、そのままその場にじっとしている事だってある。

クロ
その場合は、ラインにアタリってどう出るの?

親父
その場合は、ラインがピタッと止まる。
本来はエギが沈んでいる最中は、ラインが沖に向かって出て行くんだけどね、それが止まる。
エギが底に着底した時しかラインは止まらないはずなのに、それが止まる。

おかしいよね?
つまり、それがアタリなんだ。

クロ
ラインが走ればアタリだって分かるけど、ラインが止まるアタリは難しいね。
すぐにアタリだって気付けるかな?

親父
そうだね、ラインが止まるアタリは難しいね。
でも、だからこそ、いつもラインを見てなくちゃいけないんだ。
そうすると、ラインが止まった事を、違和感として察知出来るはず。

クロ
いつもと違う光景だから?

親父
うん、その通り。


【上級者は違和感で合わせる】

親父:
ちなみに上級者は違和感で合わせる。
あれ?おかしいな。
それで合わせる。
明確なアタリではないけど、ほんのわずか、いつもとラインの動きが違うかな?といった程度で合わせる。

クロ
そこに気付くのが凄いよね?

親父
そうなんだね。
つまり、これは経験値なんだよ。
上級者にもなれば、今まで途方もない数のライン状況を見て来ている。

その膨大な数のライン状況から、目の前のラインが少しでもおかしいと感じれば、それは、違和感に繋がるんだね。

クロ
だったら、俺もその経験値をためなきゃいけないんだね?

親父
そういう事。
だから、絶対にラインから目を離しちゃいけないよ?
そして、少しでも違和感を持ったら、合わせてみる事。

クロ
それで空振りだったら恥ずかしくない?(笑)

親父
逆だよ。
上級者ほど空振りしていて、初心者ほど空振りはしない。
初心者はその違和感にすら気付かないからね。
だから、思いっきり空振りしていいよ(笑)

クロ
上級者ほど空振りしているかぁ、面白いね。
じゃあ、安心して空振り出来るね(笑)

親父
そういう事(笑)
ちなみに、潮が自分に向かって流れている時は、アタリがすごく分かりにくくなる。
それは、前に書いた【実はもっと当たってる?アタリを100%取って釣果倍増】に出てるから、そっちを見てね。

クロ
了解。
でも、アタリを取る事で一番難しい事って何なんだろう?


【ラインメンディング】

親父
それは、ラインを真っすぐ綺麗に着水させる事だよ。
それが出来るかどうかで、ラインのアタリを目視出来るかどうかが変わってくる。

クロ
でも、そんなの当たり前に出来るでしょ?

親父
いや、そうでもないよ。
風が吹けばラインは膨らむし、潮が自分に流れれば、ラインはたるんでアタリは見にくくなる。
だから、そうならないように、ラインを上手くコントロールするんだよ。
それを、ラインメンディングって言うんだ。

クロ:
なるほど。
アタリを完璧に取るには、まずはラインメンディングが大切って事なんだね?

親父:
そういう事。
ちなみに、横風が右から左へ吹いている時は、しゃくった後に、竿を右から左へ回してあげると、ラインは自分の正面に来る。
つまり、風を計算して、ラインをどこから落とせば自分の正面に来るか、計算してるんだね。

クロ:
なるほど~。
そういう事かぁ。
うん、よく分かったよ。
親父、ありがとうね。

親父:
はいよ。


まとめ

① アタリっていつ取るの?
② アタリがない時のライン
③ ラインを引っ張るアタリ
④ ラインが止まるアタリ
⑤ 上級者は違和感で合わせる
⑥ ラインメンディング

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